血液サラサラ
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血液サラサラ(けつえきサラサラ)とは、健康的な血液の流動性のイメージとして、2000年ごろからメディアに頻繁に登場した表現、またはキャッチコピーである。医学用語ではなく、はっきりとした定義はない[1][2]。人工の毛細血管のモデルを通過しやすい血液の状態を表し、特定の食品を摂るとサラサラ血液になって健康に良いかもしれないといった曖昧な情報を提供するために用いられている[1][2]。
注釈
- ^ a b MC-FAN(エムシー・ファン)は、マイクロチャンネルアレイ・フローアナライザーの略。Micro Channel Array Flow Analyzer
- ^ 微小循環モデル測定装置 (日立原町電子工業株式会社)
- ^ 栗原毅は、2001年4月より東京女子医科大学付属成人医学センター(東京・渋谷)に「MC-FAN外来」を開設し「血液サラサラ度検査」東京女子医科大学附属 成人医学センター「人間ドック・オプション検査」(2008年12月25日時点のアーカイブ)を行っていた。(戸塚ロイヤルクリニックを経て現在は、栗原クリニック東京・日本橋)
出典
- ^ a b c d e f g h i j 左巻健男+RikaTan委員『RikaTan (理科の探検) 2018年4月号「特集 ニセ科学を斬る! 2018」』株式会社 文理、2018年2月26日、58-63「こんな言葉があったら要注意!ニセ医学がよく使う言葉、フレーズ(小内亨)」頁。
- ^ a b c d e f g h i j k l 左巻健男『ニセ科学を見抜くセンス』新日本出版社、2015年9月29日、127-130「第6章 ホメオパシー・血液サラサラ・経皮毒・デトックス」頁。ISBN 978-4406059374。
- ^ a b c d e “ためしてガッテン:500回記念!徹底検証・血液サラサラの真実(2006年8月30日放送)”. 2009年2月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2006年9月8日閲覧。 - この放送の中で血液サラサラが本来の意味であるMC-FANで観察した血液の状態から逸脱してしまったことを明らかにしている。
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- ^ “ブレスレット詐欺:「血液さらさら」と偽り販売、社長逮捕”. 毎日新聞 (2007年11月6日). 2023年6月12日閲覧。
- ^ a b c d e f “「血液サラサラ」詐欺容疑で社長ら逮捕、被害24億円超”. 読売新聞 (2007年11月6日). 2023年6月12日閲覧。
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- ^ “新型コロナウイルスとともにさらに広がるニセ科学”. 論座(朝日新聞社) (2020年5月8日). 2023年6月9日閲覧。
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- ^ 血液サラサラ?血液ドロドロ? (家庭の医学 All About)
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- ^ ”血液サラサラ、ドロドロ解消に、「オサカナスキヤネ」食を戸塚ロイヤルクリニック所長 栗原 毅 氏 (特定非営利活動法人日本食品機能研究会)
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- ^ “検査で協力費受け取り停職 「血液さらさら」専門家”. 共同通信 (2004年9月7日). 2023年6月22日閲覧。
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- ^ ““サラサラ博士”血流測定バイト 副収入420万円、処分”. 産経新聞. (2004年9月8日). オリジナルの2004年9月8日時点におけるアーカイブ。 2013年1月10日閲覧。
- ^ a b 中村宜督『食品でひく 機能性成分の事典』女子栄養大学出版部、2022年7月28日。ISBN 978-4789509268。
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- ^ “芸能人が拡散する「血液クレンジング」に批判殺到 「ニセ医学」「誇大宣伝」指摘も”. buzzfeed (2019年10月22日). 2023年5月29日閲覧。
- ^ a b “「擬似(ニセ)医療」に気をつけろ”. 鳥取大学医学部附属病院. 2023年5月28日閲覧。
- ^ “「血液サラサラ」にするブレスレットを20万円で買わされた!”. 発行:内閣府 企画・編集:(社)全国消費生活相談員協会 (2006年9月29日). 2023年6月12日閲覧。
- 1 血液サラサラとは
- 2 血液サラサラの概要
- 3 血液流動性の研究家
- 4 脚注
- 血液サラサラのページへのリンク