芸能活動に関して
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 14:04 UTC 版)
女優としての目標は「女版の八嶋智人になる事」だと公言しており、これを伝え聞いた八嶋は自身のTwitterで、「あまちゃんファンとして幸せいっぱいな気持ちです」とツイートしている。現在、2人はドラマでの共演も果たし親交があるが、ただ、松岡が目標にしているのは八嶋本人ではなく、あくまでも「八嶋智人のポジション」の女版である。 NHKの連続テレビ小説『あまちゃん』でアイドルグループのリーダー役を演じたが、松岡は「アイドルになりたかった?」という質問に対し、「それはないです」「役とはいえ、自分がなれるとは思ってもいませんでした」と回答している。 『ストレイヤーズ・クロニクル』の瀬々敬久監督が松岡を「小津安二郎の映画の中の杉村春子」にたとえ、「若い出演者が多いなかで、ただひとり円熟の芸域に達していると言ってもよいのが松岡さんでした」と松岡の演技力を評価した。 初の大河ドラマ出演(真田丸)が決定した際には、「大河への出演は目標でした。三谷幸喜さんとご一緒するのは野望でした」とのコメントを残している。 松岡が出演したバラエティ番組である『うつけもん』を見た脚本家の坂元裕二が、『問題のあるレストラン』の雨木千佳役を松岡にとオファーをし、その千佳という役は松岡にとって、「いまだに心の中で話しかけるくらい大好きな役」となり、この役を通して松岡は「不登校だったけど、学校に行ってみようと思いました」「このドラマが楽しみで生きています」といった手紙をいくつも受けとったことによって、「役を通じてこんなことができるんだ!と希望が湧きました」と、自分の仕事に対する意識を変えてくれた思い入れのある作品として『問題のあるレストラン』の名前を挙げ、キャスティングされるきっかけをつくってくれた『うつけもん』やそもそもの認められていくきっかけになった『おはスタ』などのバラエティ番組に感謝をしていると語っている。 映画『聲の形』で、声優業を中心に活躍するキャスト構成の中、主人公の少年時代の声優として役者である松岡が起用された際、山田尚子監督は松岡を起用した理由として、「松岡さんが出演していたドラマ『問題のあるレストラン』が好きで毎週見ていて、第1話から(松岡さんが)気になっていたんです。『聲の形』では、真っ先に松岡さんにお願いできないかと思った。ダメ元だったので、出演していただけてラッキーでした」と答えた。そして、松岡は今まで声優に挑戦する際はバラエティ番組の『おはスタ』においてお世話になった山寺に技術的な教えを請うてきたが、今回は出演することも伝えておらず、「『山ちゃんに教えてもらったことをやりました!』と言えるような作品にしたかった。『頑張りました』とチケットを渡しに行こうと思っています」と意気込みを語った。 事務所に所属をした当初から役者への道を志してきたが、子どものころだけで200、高校時代まで数えたら300、400…と数多くのオーディションを受けては落ちて、二次審査に進んでも落ちてを繰り返してきた。忘れられない思い出として、ある面接試験における課題の中で役者同士2人1組で会話をした際に面接官から『うまいのは分かったから、ちゃんと心動かしてくれや』と繰り返し言われた時は悔しさで市ヶ谷駅の階段を下りられなくなったという。また、いくつものオーディションを受けながらも、幼い頃は児童劇団に所属して『外郎売』といった古典的な演目を通した地道なレッスンの中で自らの演技の土台を培ってきており、そういった経験の中で芝居の面白さにのめり込んでいった。現在の演技についても10代まで受けていたレッスンの中で教えられたメソッドに支えられている部分が大きいという。
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