芭蕉と遊行の砂持ち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/05/15 21:15 UTC 版)
元禄2年(1689年)8月14日、松尾芭蕉は、『おくのほそ道』の旅で敦賀を訪れ、宿泊した出雲屋の亭主から「遊行の砂持ち」の故事を聞き、「月清し 遊行のもてる 砂の上」と詠んでいる。ちょうど芭蕉が訪れた年にもお砂持ちが行われていたという。この日、晴れた月夜のもと芭蕉は氣比社を参拝している。十五夜の月を楽しみにしていた芭蕉であるが、翌日は雨となった。なお「月清し」の原句とされる「なみだしくや 遊行のもてる 砂の露」の芭蕉真筆の短冊も残されている。
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