芦屋商事とその関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/17 16:51 UTC 版)
「少年アシベの登場人物」の記事における「芦屋商事とその関係者」の解説
社長であるアシベの父方の祖父については、上記を参照。COMAGOMAには登場しない。 早乙女(さおとめ) 声 - 飛田展男 / 永塚拓馬 芦屋商事の社員。個性派揃いの男性社員の中では良識的な性格。フルネームは不明。 社長が側近とするほどに優秀で、普段は穏やかだが、怒ると素手で相手を殴り付けることもある。 ペッペッペッに好意を抱いているが、なかなか思いを伝えられず、彼女には白鳥かれんに好意を抱いていると勘違いされている。挙句にはペッペッペッに服をプレゼントしようとして選んでいるところに店員から声をかけられ、慌てて言い繕ったのが仇となって店員に女装趣味者と勘違いされ、運悪く通りがかったペッペッペッから変態と認識されてしまった。 ペッペッペッ・ソーランアレマ 声 - かないみか / 北川里奈 社長秘書。大多数の応募の中から途中採用されたギリシャ人の秘書。美人で気だてが良く、日本語も上手で、男性社員からの人気も高い。 日本では変わった名前を理由に周囲から笑われることが多く、本人も気にしているのを知った社長により、愛称(「ギリシャの人」や「秘書の人」など)を考案する会議が行われたこともあったが、「そこまでしなくてもいい」という本人の要望で、結局は「ペッペッペッさん」の呼び名で落ち着いた。 社長の孫であるアシベは、彼女の名前を笑わずに受け入れてくれた初めての日本人であった。そのため、アシベとはすぐに仲良くなった(アシベからは「ペッペッペッちゃん」と呼ばれている。ただし、紹介された場が公衆の面前であり、結局周りから笑われたことから当人はアシベのこととは別に複雑だった)。 変わり者の社長に少々困惑しているが、『少年アシベ』後期では、さらに変わり者の三好礼子の面倒も見ることとなる。 本人非公認・非認識のファンクラブが存在し、そのメンバーから交代で24時間ストーカーの如く常に見守られている。車酔いが原因で倒れた時には、社内中から(多分に誤解も受けつつ)過剰なまでに心配され、山ほどの見舞品をもらったこともある。 『GO! GO! ゴマちゃん』では、名前が呼びづらいことになっており、笑われることが無くなっている。 料理(特にお菓子)が苦手である(第51話)。 白鳥 かれん(しらとり かれん) 声 - 深水由美 / 松村沙友理(乃木坂46) 芦屋商事の社員。有能な上に社内で指折りの美人だが、性格は相当に男勝り(実際は早乙女の台詞にもあるように「オッサン臭い」のだが)で、男性社員も頭が上がらない。 無類のギャンブル好きで麻雀とポーカーに強く、彼女の同僚(主に早乙女・完治・味田)はよく麻雀に付き合わされる。 置き去りにされた子犬を放っておけずに家に連れ帰る、完治に殴られている味田を助ける、ギャンブルで勝った時に女友達、ゲームに負けた参加者を呑み会に誘うなど心優しい面もある。 手っ取り早く金を得ようと当たり馬券(それも万馬券)を偽造したことがあり、試しに知らない人物に持たせたことがあるが、偽馬券は売り場のおばさんに見破られた。 実家で両親と3人暮らしの様子。 『GO! GO! ゴマちゃん』では、台詞付きでの登場が第29話と遅く、早乙女とペッペッペッとの三角関係も描かれておらず、更にギャンブル好きな性格については全く語られていない。 原作やイラストでは髪の色が黒髪だが、テレビアニメ第1作では金茶色、第2作では焦茶色の髪である。 越 完治(こし かんじ) 声 - 茶風林 / 津田健次郎 芦屋商事の社員。実家は八百屋。仏頂面の強面で言葉遣いが悪く、機嫌が悪いと誰彼構わず頭突きをかます。大人のアニメファンを毛嫌いしていて、立ち寄った店でトラブルを起こしたこともある。その一方、無類の猫好きで女性よりも猫が好き。猫といる時のみ普段見せない笑顔を見せる。乱暴で口が悪いというイメージが強いが、比較的仲の悪い味田と一緒に休憩したりテニスに誘うなど、人間関係は良好。後輩に「仕事慣れたか?」と声をかけるシーンも見られた。バタイユの原書で興奮できるほど、フランス語が堪能な一面もある。 初登場時は大学生。すぐにトラブルを起こす粗野な性格が災いし就活に失敗し続けていた。芦屋商事の採用試験を受けた時もネクタイもせず極めて悪い態度で入社試験に臨んでいたが、入社試験時に芦屋商事に遊びに来ていたアシベが、社長と一緒にマジックミラー越しに入社試験に臨んでいた顔見知りの完治を見つけて、「完治君だ! 完治君!」と言ったことで、社長が「こいつは、好きになるかもしれないから採用しておこう」ということから採用された。『GO! GO! ゴマちゃん』では初登場した時点で社員になっており、アシベとも初登場回で知り合った。芦屋商事に入社後も実家の手伝いを行っている。またアニメ第1作第1期だけのオリジナル演出ではあるが、アシベとサカタの喧嘩を止めたこともある。 大学時代はアイスホッケーの選手。 連載途中で唯一、年齢と所属が変更になった登場人物でもある。 完治の母 駅前商店街で八百屋を経営する。真面目で優しい性格。乱暴な性格の息子に頭を悩ませている。完治は母のことを好いているが、マザコンの面もあり、危機が迫ると「おかあちゃーん!」と叫ぶ癖がある。猫嫌い。 平野(ひらの) 声 - 小林通孝 越完治の友人で、大学生の頃は一緒にアイスホッケー部に所属していた。 完治とは就活も一緒に行うなど付き合いは深く、猫の夢を見た余韻が顔に残る完治(ただし傍目にはいつもと変わらない仏頂面)を見るなり「何ニヤニヤしているんだ」と一発で見抜くなど、乱暴で無愛想な性格の完治とまともに付き合える数少ない人物の一人である。 完治と一緒に芦屋商事に採用されたが、味田が芦屋商事に入社してからは、ほとんど出番が無くなった。 味田(あじた) 声 - 鈴木勝美 / 谷口淳志 芦屋商事の社員。芦屋商事の入社試験の時に、同時に待機していた隣の女性をジロジロいやらしく見ていたため、観察していた社長に「あいつも嫌い!」と入社試験で不採用になった。 しかし、完治が採用され自分が不採用になったことに納得できないとして、完治の家の八百屋に出向き、売り物のダイコンに傷をつける嫌がらせをしたり、呼ばれても無いのにアシベの誕生パーティーに乗り込んで来て、プレゼントを渡して入社させてもらおうとするが失敗。その後、芦屋商事に何度も出向いて社長に直談判を繰り返したことで晴れて入社が叶うが、完治とは別の部署に配置してほしいと図々しくも社長に頼み込んで却下され、同じ部署、しかも机が隣にされてしまう。 何かと辛く当たる完治に陰湿な仕返しをすることもあるが、夏の暑い日にロビーで一緒に涼むなど行動を共にすることも多い。 ペッペッペッの頭を無理矢理引き寄せて香りを嗅ごうとしたり、(直前に財布を失くしていたとはいえ)賽銭を投げたアシベを突き飛ばして願掛けするなど非常識で図々しい面が多々見られる。 タラコ唇に眼鏡をかけた地味かつ陰険さがこもった顔だが、眼鏡を外した寝顔は美しい(芦屋商事の貸し切りバス内で仮眠を取る際に、紙袋をかぶって寝て完治に気味悪がられたことも)。 陰険かつ粘着質な性格で、気に食わないことがあると陰湿な仕返しや立場の弱い者に狙いを付けてはネチネチといじめたりするため、上述の非常識さと図々しさも相まって周囲からほぼ嫌われている。 会社に慣れてくると図々しさが増長し、特に吹田には態度が大きくなった。また、完治にはよく殴られるため、強くなろうと柔道を習ったこともあるが武道・武術関連の才能は全く無く、手加減した子供にさえもボロ負けしていた。 初期の一人称は「僕」であったが末期には「俺」に変わっている。 味田が保有する1円玉と5円玉を除く貨幣や紙幣に自身の名字、住所、電話番号を書き、「1円玉と5円玉には書かないんだ。僕って太っ腹!」と意味不明な自慢をしている。 行きつけの喫茶店のウエイトレスに恋をしているが、そのウエイトレスからは非常に迷惑がられている。 なお、森下の多くの別作品において、そっくりなキャラクターがスター・システムとして登場している。 山本 アキラ(やまもと アキラ)、山本 マサル(やまもと マサル) 声 - 小野健一 / 遊佐浩二 芦屋商事の社員。アキラが兄でマサルが弟。共に能力に乏しく就職浪人をしていた。ある日、出会った社長が双子だということを珍しがったこと、マジックショーをさせるということで2人一緒を条件に採用した(しかし、そのマジックショーも社長がすぐに飽きてしまった)。2人で1人分の能力しかなく職場の作業机も1脚しか用意されていないため、交代でデスクに就いている。瓜二つな顔立ちで身長・体重・血圧・視力・血糖値・ほくろの数まで同じ。そのためよく漫才をやらされる(どつき漫才を練習する場面がある)。 登場からしばらくは完治や味田らと共に登場することが多かったが、次第に出番が減っていった。 社長を間に挟んでいる時は「美しく左右対称に動け」と命じられている。 あづみ 声 - 水谷優子 芦屋商事の社員。容姿・能力などは平均的で目立たないが、完治と仲が良い。その一方で味田と山本兄弟に対して非常に冷淡で、歯に衣着せぬ物言いをする。 臭いの強い食べ物(くさやなど)が好きな上、痴漢対策として歯を磨かずに通勤電車に乗り、痴漢行為をされた際には臭い息を吐きかけることがある(会社に着いてから歯磨きをしている)。 包丁さばきだけはプロ並みに上手い。 変に根性があるようで、社内旅行でスキー場に行くことになった時も、高熱を出してフラフラにもかかわらず「新しいスキーウェアと水着とボディコンを無駄にしたくない」という理由だけで無理矢理に参加し、宿舎でベッドに一日中寝込む羽目になり、夕食はおじやを食べながらワインを飲んでいた。 原作やイラストでは髪の色が焦茶色だが、テレビアニメ第1作では黒髪であり、白鳥と逆になっている。第2作にはアッキー同様登場していない。 真理子(まりこ) 芦屋商事の社員。あづみと一緒にいることが多い。 化粧前と化粧後では自分でも自覚するほど顔が違う。 ややぽっちゃりした体型で、完治からは「タヌキのねぇちゃん」と呼ばれたこともあった。 吹田(ふいた) 芦屋商事の社員で28歳。見知らぬ人間から小学生だと思われるほどの童顔。語尾に「っち」をつけて話す。 有能ではあるが、異様なほどの食いしん坊でお菓子を食べながらでないと仕事に着手できないという面倒な気質をしている上、寝坊して退勤時間直前に出勤するなど勤務態度は極めて悪く、良識人の早乙女が激怒して素手で殴るという暴挙に出たほど。 チュっ太 吹田が飼っているネズミ(顔は吹田にそっくり)他人の家の食べ物を盗み食いして食事を済ましているが、吹田も餌付けしている様子。しかしそのような状況が災いして、ブクブク太って芦屋家の壁の穴に引っかかってしまうが、その後元に戻ったらしく、再び吹田の家に帰っていた。 木村(きむら) 芦屋商事の社員。気が小さく自己主張が苦手。いつもビクビクしている無口でシャイな男性。その反動で急に饒舌になったり突拍子もないことをして周囲を呆然とさせることも。周囲の女性に対しての美の基準は松田聖子である。 上原(うえはら) 白鳥と同じ部署に所属している。しばしば白鳥の小間使い役をする羽目になっている。 山田 洋子(やまだ ようこ) 声 - 国府田マリ子 プリマを目指し練習を続ける少女。しかし練習場を借りる金がなく公園で練習していたところを社長に誘われ、芦屋商事社内で練習をすることになる。しかし社員たちの仕事の邪魔をする結果となり、周囲から毛嫌いされてしまう。
※この「芦屋商事とその関係者」の解説は、「少年アシベの登場人物」の解説の一部です。
「芦屋商事とその関係者」を含む「少年アシベの登場人物」の記事については、「少年アシベの登場人物」の概要を参照ください。
- 芦屋商事とその関係者のページへのリンク