自衛隊行事拒否
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 09:16 UTC 版)
2014年7月11日に在韓国日本大使館主催で開催が予定されていた「自衛隊創設60周年記念レセプション」について、前日の夜に突如、「国民感情を考慮した上で決定した」として同大使館に取り消しを通知した。このロッテホテルの対応に対して大使館は強く抗議し、菅義偉内閣官房長官、岸田文雄外務大臣らが遺憾の意を表明した。レセプションは在韓国日本大使公邸に会場を変更して予定通り開催されたが、ほぼ同時期に予定されていた在韓国中国大使館主催による「中国人民解放軍建軍87周年記念レセプション」は、例年通り7月25日に韓国軍幹部や各国の在韓武官、韓国各界関係者などを集めて開催されたことで、この二重基準ともいえる対応には韓国内からも「おかしいのではないか」という声があがった。これに対しロッテホテルは「自衛隊のレセプションは、安全上の問題があってキャンセルせざるを得なかった。中国(人民解放軍)のレセプションは安全上の問題がない、と判断した」との見解を表明している。安全上の問題とは、東亜日報が10日付朝刊でレセプションを批判的に報じ、開始時刻と催事場の部屋まで明示したことにより、抗議・脅迫電話が殺到するなどしたことを指すとみられる。この影響により、日本大使館は以降主催する行事の開催や関係者の宿所を別のホテルにしており、ロッテホテルの利用は0件となった。
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