自衛隊創設に至るまでの変遷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/05 19:12 UTC 版)
「自衛隊の階級」の記事における「自衛隊創設に至るまでの変遷」の解説
第二次世界大戦の敗退(日本の降伏)に伴い連合国軍の占領下に置かれ、武装解除のため旧日本軍(大日本帝国陸軍および大日本帝国海軍。枢軸側で空軍があったのはドイツ国とイタリア王国だけ)は1945年(昭和20年)に解体された。 GHQ/SCAP最高司令官ダグラス・マッカーサーの「マッカーサー書簡」により、1950年(昭和25年)に日本における武装組織として警察予備隊が創設されたが、軍隊とは異なるということから、隊員はあくまで「兵士」や「軍人」ではなく「警察官」と呼称され、階級も解体時の旧軍の階級と異なり、警察や過去の陸軍の将校相当官の一部(監・正などの呼称)に準じた名称となった。これは、1952年(昭和27年)に創設された海上武装組織である海上警備隊も同様であり、旧軍とは異なる階級を用いた。後の保安隊や警備隊も、旧軍の階級を用いていない。 1954年(昭和29年)に自衛隊(陸上自衛隊、海上自衛隊および航空自衛隊)が創設されると、旧軍の階級名そのものは用いなかったが、将官・佐官・尉官・曹の名称は復活している。
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