自衛隊と政治的主張
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 04:15 UTC 版)
2010年2月11日、10日から始まった日米共同訓練の開始にて、第44普通科連隊長の1等陸佐が「同盟というものは、外交や政治的な美辞麗句で維持されるものではなく、ましてや『信頼してくれ』などということばだけで維持されるものではない」と述べ、訓練の意義を強調したが、複数のメディアがこの発言が首相鳩山に対する批判にあたると問題視した。2010年3月3日の参議院予算委員会にて、この問題に対して脇雅史から質問を受けた北澤は、「それは国家の意思である政治や外交を否定するがごとき発言である、さらにまた総理の発言をやゆするような内容の発言があった」「現場の指揮官が日米の合同のスタートのところで批判するというのは、組織、ましてや実力を持った自衛官の指揮官としてはあるまじき行為」と批判した。防衛省は、この連隊長を文書注意処分としたのち、同年3月23日付で陸上自衛隊研究本部主任研究開発官とする事実上の更迭処分とした。
※この「自衛隊と政治的主張」の解説は、「北澤俊美」の解説の一部です。
「自衛隊と政治的主張」を含む「北澤俊美」の記事については、「北澤俊美」の概要を参照ください。
- 自衛隊と政治的主張のページへのリンク