自衛官に対する私的な戦闘訓練の実施
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/21 14:51 UTC 版)
「荒谷卓」の記事における「自衛官に対する私的な戦闘訓練の実施」の解説
2021年1月23日に共同通信などは、「荒谷が現役自衛官や予備自衛官に対して私的な戦闘訓練を実施していた」と報じた。報道によると、荒谷は、毎年、三重県に現役自衛官や予備自衛官を集め、「自衛官合宿」と称して山中で私的な訓練を実施していたという。訓練は2020年にも開催されており(12月26日から30日までの日程)、十数名以上の参加者が迷彩服を着用し、荒谷が主宰する施設と付近の山との間を往復している様子が確認されている。この件について、自衛隊の情報保全隊も事実を把握しており、調査を行っている。なお、防衛省内には、「自衛隊法に違反している」との指摘がある。また、荒谷が「自衛隊を天皇の軍隊にする」という三島由紀夫の思想に同調するなどの保守的主張を繰り返していたことから、隊内への過激な政治思想の浸透を危惧する声も上がっている。防衛省の幹部は、「荒谷にはカリスマ性があり、荒谷と参加者との関係は、三島と楯の会に酷似している」と述べている。 一方、2021年1月26日の防衛大臣記者会見において、岸防衛大臣はこの件に関して「特に法的な意味で問題があるような行動をしているとは考えてないということです。」と述べており、2021年2月2日の同会見でも「特に我々として問題があるイベントとは考えていないということであります。」と述べている。
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