自動血圧計
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 01:44 UTC 版)
主に家庭用や病院の待合室などに設置されたもので、カフ内に、マイク等の音響センサを設置し、上記の測定を自動で行う。手動式同様に上腕部で計測するものが多いが、小型のものでは腕時計のように手首に巻いて計測するものもある。動作には電源が必要となる。最近では自動血圧計でもマイクを内蔵して血管の音の変化を読み取り測定するタイプも存在する。市販のものは指で測定するものもあるが、正しい値を計測したいならば心臓に近い部分で測定するに越したことはない。[独自研究?] 機械測定のため、コロトコフ音の聞き取りなどの個人差が出ない長所があるが、公式[誰?]には、自動血圧計による測定よりも人手による測定のほうが正確であるとされている。一般に自動血圧計はカフ圧をかなり高く上げてしまう傾向がある。携行式の場合バッテリーのパワーの殆どは、カフ圧を上げるために消費されてしまう。実際の医療現場で使用することが想定された製品の場合、加圧は手動で送気球を操作し、バッテリーは圧力の測定のためだけに使われる形式が多い。[独自研究?] 医療現場では病棟などでコメディカルが用いる場合があるが、これまで医師にとってはあくまでも補助的な位置づけであり救急医療などを除いて普通、自動式にのみに診断を頼ることはなかった。近年においては測定器の進歩により医療現場において医師によっても自動血圧計がメインに用いられることもある。
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