聖カール・ボロメウス教会
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「シュミッテン (ホーホタウヌス)」の記事における「聖カール・ボロメウス教会」の解説
シュミッテンの町域で目を惹くのが聖カール・ボロメウス教会である。この町を貫く2本の通りの交差点沿いに位置するこの建物を見落とすことはない。この教会は1893年にネオゴシック様式で建設された。建築資材は、建築現場のすぐ近くの岩山から切り出されたタウヌスシーファー(スレート)である。そのためこの教会はまるで岩山にはめ込まれたように見える。隣接する司祭館(この教会は1921年から教区教会となっている)も同じ建築資材で建てられている。 単廊式の内部は、筒型ヴォールトで支えられている。交差リブヴォールトの内陣室は3面が閉じられている。 建設当初からの外観は、1967年、1984年、1989年の改修工事で近代的な外観に造り替えられた。注目されるのは、マインツの画家トーマス・フォーゲルによるネオキュビズムの有翼祭壇(1984年)で、十字架の道行き、復活、疑い深いトマスに対する示現が描かれている。 教会の入り口脇にある岩山の「マリアのグロッテ(ドイツ語版、英語版)」は、元々は戦時中の防空壕で、1945年の終戦後まで使われていた。アンネリーゼ・デーゲン作のマリア像は、2階席への上り口にあるピエタ像と同じく1950年代に製作されたものである。 教会の近くにある階段は、町を見おろす展望台のヴィーガーフェルゼンに通じている。
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