ろうねんき‐ちけい〔ラウネンキ‐〕【老年期地形】
老年期地形 (old)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/14 06:17 UTC 版)
侵食がさらに進み、地形の起伏が緩やかになった段階。谷の幅が増大して谷底と谷壁の境界が不明瞭となり、尾根や山頂は低く丘陵となる。河川は比高が少なくなり、谷底が侵食基準面に近付くにつれて侵食作用は弱まる。侵食が進んだ山地では、しばしば山麓に緩斜面が存在する。これは山麓緩斜面と呼ばれる。上部の斜面から供給された岩屑が堆積している場合や、岩盤が長期にわたって侵食を受けて形成された場合がある。日本の山地における緩斜面は、寒冷な気候環境下での岩屑の移動により形成されたと考えられている。 シャントン半島などがその例で、日本では北上山地、阿武隈高地など。
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