紫乙女【ミラサキオトメ】(観賞樹)
登録番号 | 第12948号 | |
登録年月日 | 2005年 3月 14日 | |
農林水産植物の種類 | つつじ | |
登録品種の名称及びその読み | 紫乙女 よみ:ミラサキオトメ | |
品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 館林市 | |
品種登録者の住所 | 群馬県館林市城町1番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 島野好次 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、オオヤマツツジの変異系統から選抜されたものであり、花形は開いた漏斗型、花は鮮紫ピンク色のやや大輪で、庭園及び緑化樹向きの品種である。樹姿枝張りは広株立状、樹高は低木性、2年枝の太さは中、色は緑、主枝の粗密は中である。春葉全体の形は広楕円形、先端の形は鋭頭、葉脚は鋭脚、葉身長はやや短、最大幅はやや狭、葉柄長は短、新葉表面の色は淡緑、春葉表面の色は緑、斑入りは無、光沢は無又は極弱、毛じの色は白、葉の着生方向は斜め上向きである。花の向き姿勢は横向き、つぼみの形は尖頭楕円、花形は開いた漏斗形、タイプはシングル、花冠の切れ込みは中、花冠上半及び下半の形は倒卵形、裂片の先端の形は広く円い、重なり合いは浅く重なる、波形状は弱、花の直径はやや大、切り開いた最大幅及び縦幅は中である。花色の発現は一色型、絞り模様は無又は極微、底白の現れ方、白覆輪、縁紅・爪紅及び濃淡模様は無、内側及び外側の主色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9204)、花喉部のブロッチは中、形は小点の集合、色は紫赤(同9714)である。雄ずいの型は花弁化しない、雄ずい花糸の色は淡紫赤、雌ずいの型は花弁化しない、花柱の色は淡紫赤、柱頭の色は淡赤、がくの有無は有である。葉の持続性は常緑、開花期の早晩は中、四季咲性は弱である。「オオムラサキ」と比較して、花色内側の主色が鮮紫ピンクであること、雄ずい花糸の色が淡紫赤であること等で、「アスカガワシボリ」と比較して、絞り模様が無又は極微であること、花色内側の主色が鮮紫ピンクであること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成6年に出願者のほ場(群馬県館林市)において、オオヤマツツジの変異系統から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「夢紫」、出願公表時の名称は「恋紫」であった。 |
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