精の妖精【セイノヨウセイ】(草花類)
登録番号 | 第11618号 | |
登録年月日 | 2004年 1月 13日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | 精の妖精 よみ:セイノヨウセイ | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 有限会社精興園 | |
品種登録者の住所 | 広島県福山市新市町大字金丸789番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 山手義彦 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「紅車」に秋咲さじ弁系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は鮮赤紫色のやや小輪で、切花向きの品種である。草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや低である。茎の太さは細、色は緑、強さは中、中空の程度は小、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は中、節間長はやや短である。葉身長、葉幅及び葉の縦横比は中、葉柄の長さは長、基部の形は平、先端部分の形は尖、一次欠刻は深、二次欠刻の程度は中、葉の表面及び裏面の色は濃、毛じの多少は中、光沢度は強、厚さはやや薄、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさはやや小、厚みはやや低、舌状花の重ねは 1.5列まで、舌状花数はかなり少、管状花部の直径は小、管状花数は中、分布は集中、長さはやや小である。花弁の形はさじ弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや小、幅はやや狭、外花弁の表面の色は鮮赤紫(JHS カラーチャート9208)、裏面の色は濃紫ピンク(同9213)で基部がピンク白(同9201)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさは極小、総ほうの大きさはかなり小、花首の太さは極細、長さは短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は早である。「文風車」と比較して、葉の先端部分の形が尖ること、葉の二次欠刻の程度が高いこと、外花弁の表面の色が鮮赤紫であること等で、「綾かざぐるま」と比較して、たく葉の形が深裂しないこと、外花弁の表面の色が鮮赤紫であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成9年に出願者のほ場(広島県福山市)において、「紅車」に秋咲さじ弁系の混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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