甲賀流
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甲賀流(こうかりゅう)は、近江国甲賀(現在の滋賀県甲賀市周辺)に伝わっていた忍術流派の総称。南東へ山を隔てた伊賀国(現在の三重県西部)の伊賀流と並び、最も有名な忍術の一派として知られる。甲賀流、伊賀流ともに伝系に関しては仮託の説が多く、信用できるものはあまりない[1]。甲賀忍者と伊賀忍者の対立・対決を題材とした多数の創作により形成されたイメージ[2]の影響も大きいが、民家で史料が発見されるなど実像の研究も進み、少なくとも江戸時代には確実に存在したとされている[3]。なお、「甲賀流」という名称の単一の流派は存在せず、あくまで甲賀に伝わる複数の流派があわさって甲賀流と呼ばれているにすぎない(甲賀の地侍は「甲賀衆」と当時から呼ばれた[2])。
- ^ 綿谷雪、山田忠史編集『武芸流派辞典』新人物往来社、1969年
- ^ a b c d e f g 【時を訪ねて 1487】忍者たちのデビュー戦(栗東市、甲賀市)戦国の世 将軍を夜討ち『北海道新聞』日曜朝刊別刷り2020年2月16日1-2面
- ^ a b c d “甲賀忍者、幻から実在へ 滋賀、古文書発見で“光””. 『京都新聞』. (2017年4月2日) 2017年4月3日閲覧。
- ^ 藤田(2012)pp.22-24。
- ^ 『歴史群像シリーズ71 忍者と忍術 闇に潜んだ異能者の虚と実』(学研、2003年)130頁「六角と甲賀」参照
- ^ 正徳2年(1712年)作成の『甲賀古士之事』(藤田(2012)pP.45-46)。
- ^ 藤田(2012)pp.24-25。
- ^ a b c 【みちものがたり】家康の「伊賀越え」(滋賀県、三重県)本当は「甲賀越え」だった?忍者の末裔が唱える新説『朝日新聞』土曜朝刊別刷り「be」2020年6月13日(6-7面)2020年6月20日閲覧
- ^ 藤田(2012)pp.25-27。
- ^ 藤田(2012)p.44。
- ^ みんなで、忍者の携帯食であった『兵糧丸』を作ってタイムスリップ!!!甲賀市くすり学習館(2021年4月16日閲覧)
- ^ 甲賀流忍術屋敷 公式ホームページ
甲賀流
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 08:55 UTC 版)
多良尾木兵衛(たらお もくべえ) 甲賀忍者の頭目。掟に頑強な石頭。ホタルの始末のために猿飛音吉を放つ。 猿飛音吉(さるとび おときち) 甲賀において、抜け忍を抹殺するための忍者「追い忍」を生業とする忍。その行動の特殊性から、甲賀では「人間の心を持たぬ闇の中の闇の忍」として恐れられる。木兵衛の指令でホタルを狙った。その末に山芽を一蹴しホタルを拉致。ホタルを助けに来たマモルをとことんまで苦しめた。 相手の戦いをそのままコピーしてしまう「猿真似の術」を使用する。この術は相手の動作から後の先をとって術をコピーする事も可能であるため、対戦相手が強大であればあるほど、鏡に映すようにその真価と恐ろしさを発揮してしまう術でもある。 その正体は忍猿。猿であるが故に任務の意味を深く考えず、そして忠実であり、人の心を持たない。ただ最後は音吉との決戦前にゆーなからマモルに渡され、決戦中にマモルが苦し紛れに放った変わったバナナで撃退された。 雲隠タマムシ(くもがくれ タマムシ) ホタルの祖母。歳を感じさせない元気な謀略家で、今でも悪知恵は天下一品。若い頃はその外道ぶりで甲賀伊賀の双方に名を轟かせて恐れられた。変装術を得意とし、世代の差を感じさせることなくホタルに完璧に化け、マモルにホレ薬を盛ろうとした。
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甲賀流
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体力もさながら、数多くの幻術・薬術、多機能かつ強力な万能具の使用を特徴とした流派。当作の中では手段を選ばぬ本格派(伊賀側からは邪道・外道と呼ばれる)忍術として語られる。一応、それなりの掟はあるが伊賀流ほど煩くもないようで、建前よりも実を取るのが実情。そのためホタルの抜け忍騒動も追い忍を撃退した事やマモルとの婚姻話が出ている事を理由として里側が許す事で解決している。
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甲賀流
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ハゲベエ 新原作より登場(アニメには未登場)。藤子Ⓐの作品『黒ベエ』からのスピンオフキャラクター。ケムマキを慕って甲賀からやってきたハゲタカ忍者。普段は学校の標本室で剥製の振りをして過ごしている。 白猫斎(はくびょうさい) 新原作より登場(アニメには未登場)。甲賀の忍者猫の総元締めで、伊賀にも「トラも逃げる白猫斎」と噂される、長毛の化け猫。特に影千代が最も恐れており、ケムマキですら頭が上がらないようである。超能力を持ち、瞬間移動やテレパシーを得意とする。 ケムノスケ 新原作より登場(アニメには未登場)。ケムゾウの双子の兄で、弟と違い裏表がなく、真面目で礼儀正しい。時々甲賀からケムゾウの様子をうかがいに来る。当然、双子なので、ケン一が見間違えるほどケムゾウに瓜二つ。 ケムシ 新原作より登場(アニメには未登場)。ケムマキ兄弟の末弟で、兄のケムゾウも舌を巻くほどのひねくれ者でいたずら好き。その名の通り、毛虫を使う少年忍者。 ウズマキウズマル 『伊賀・甲賀・呪い賀 忍法大作戦』に登場。ケムマキケムゾウのイトコを自称する忍者。ぐるぐる眼鏡をかけている。影千代からはケムマキにそんな親戚はいないはずと訝しがられる。 虎蔵(とらぞう) 『伊賀・甲賀・呪い賀 忍法大作戦』に登場。影千代の同級生の忍者トラネコ。 三毛助(みけすけ) 『伊賀・甲賀・呪い賀 忍法大作戦』に登場。影千代の同級生の忍者三毛猫。 白丸(しろまる) 『伊賀・甲賀・呪い賀 忍法大作戦』に登場。影千代の同級生の忍者白猫。 影夜姫(かげやひめ) 『忍法「花手裏剣」』に登場した甲賀のくノ一。香りで催眠術をかける「花手裏剣」の使い手。 十六夜(いざよい) 声 - 有馬莞奈(2012年版)
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甲賀流
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「忍ペンまん丸の登場人物」の記事における「甲賀流」の解説
三流派のうちの一つでサルの忍者集団。ほとんどの忍者は桃色の装束を着ている。現在の頭領は白老。念雅山の東にある「甲賀の山」の中に散在する岩屋に住んでいる。戦いが終わってからはお好み焼き屋を始めた。 白老(はくろう) 声 - 加藤精三 甲賀流頭領。関西弁で話す。何かとつけてくだらない小噺を話したがるが、秘められた意味は深い。黒龍斎に実の息子を殺された過去があり、まさに犬猿の仲となる。それにつけ天容の笛をはじめとした様々なきっかけでずっと争っているが、笛自体が目的ではないようであり、中盤以降は災いの元として破壊しようとする。 まん丸と触れ合ううちに影響を受けて情に目覚めていく。ガン吉との会話中でもよく「あいつ(まん丸)はカワイイ」と言っており、まん丸を気に入っている様子だが、あまり表には出さない。終盤近くで和解する。 アニメ版では、じいやさんが改造したボロットで作られた不味い鯛焼きを黒龍斎と共に食べた後、じいやさんがあげようとしたとたん「このバカモノーッ!」とちゃぶ台ごとひっくり返すなど、『巨人の星』の星一徹のような事をした。なおこれは、声優の加藤が一徹役をやっていた事にちなんだ、ムトウユージ演出回でのパロディである。 ガン吉(ガンきち) 声 - 高木渉 スパイ役の甲賀流忍者。卑怯な手段を好んでそれを誇りに思うほどの外道であったが、念雅山に来ているうちに、白老と同様にまん丸に影響を受けてしまって、お節介さを表していく。 原作終盤にて白老のもう一人の息子だと判明。伊賀に命を狙われる恐れがあると白老が判断したのでずっと秘密にしていた。白老が父であると明かしてから、取って付けたように「お父様」と呼ぶようになった。アニメではスパイ役の伊賀流忍者、ドタ八とは仲が悪いものの、行動を共にすることが多い。 二面猿(にめんざる) 声 - 柳原みわ 甲賀流忍者の一人でお爺さんと子どもの2つの顔を持つ猿。フタを開けたものを吸い込む瓢箪を持っていて、桃助を吸い取った。 メンダヌキ 甲賀流忍者の一人。真っ白い仮面をかぶっていて、そこに人物の顔を描く事で本物そっくりに化ける力を持つ。 助猿(すけざる) 甲賀流忍者の一人。あやつり蝶という顔に取り付いた者を操れる蝶を操っている。 まとまり 甲賀流忍者の一人。吸ってくしゃみをすると顔のパーツが真ん中にまとまる不思議な粉を持っている。ひろがりとは兄弟の関係。 ひろがり 甲賀流忍者の一人。吸ってくしゃみをすると顔もパーツが離れる不思議な粉を持っている。まとまりとは兄弟の関係。 うさぎとび次郎(うさぎとびじろう) 米のような外見をした小さな偵察用生物。伊賀のはえずり太郎に対抗して作られた。名前の通り、常にうさぎ跳びで移動する。もともと100匹もの数がいたが、スズメに食べられて数が減ってしまったようである。
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