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甲賀流

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/08 03:18 UTC 版)

甲賀流(こうかりゅう)は、近江国甲賀(現在の滋賀県甲賀市周辺)に伝わっていた忍術流派の総称。南東へ山を隔てた伊賀国(現在の三重県西部)の伊賀流と並び、最も有名な忍術の一派として知られる。甲賀流、伊賀流ともに伝系に関しては仮託の説が多く、信用できるものはあまりない[1]。甲賀忍者と伊賀忍者の対立・対決を題材とした多数の創作により形成されたイメージ[2]の影響も大きいが、民家で史料が発見されるなど実像の研究も進み、少なくとも江戸時代には確実に存在したとされている[3]。なお、「甲賀流」という名称の単一の流派は存在せず、あくまで甲賀に伝わる複数の流派があわさって甲賀流と呼ばれているにすぎない(甲賀の地侍は「甲賀衆」と当時から呼ばれた[2])。


  1. ^ 綿谷雪、山田忠史編集『武芸流派辞典』新人物往来社、1969年
  2. ^ a b c d e f g 【時を訪ねて 1487】忍者たちのデビュー戦(栗東市、甲賀市)戦国の世 将軍を夜討ち『北海道新聞』日曜朝刊別刷り2020年2月16日1-2面
  3. ^ a b c d “甲賀忍者、幻から実在へ 滋賀、古文書発見で“光””. 京都新聞. (2017年4月2日). http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20170403000089 2017年4月3日閲覧。 
  4. ^ 藤田(2012)pp.22-24。
  5. ^ 歴史群像シリーズ71 忍者と忍術 闇に潜んだ異能者の虚と実』(学研、2003年)130頁「六角と甲賀」参照
  6. ^ 正徳2年(1712年)作成の『甲賀古士之事』(藤田(2012)pP.45-46)。
  7. ^ 藤田(2012)pp.24-25。
  8. ^ a b c 【みちものがたり】家康の「伊賀越え」(滋賀県、三重県)本当は「甲賀越え」だった?忍者の末裔が唱える新説『朝日新聞』土曜朝刊別刷り「be」2020年6月13日(6-7面)2020年6月20日閲覧
  9. ^ 藤田(2012)pp.25-27。
  10. ^ 藤田(2012)p.44。
  11. ^ みんなで、忍者の携帯食であった『兵糧丸』を作ってタイムスリップ!!!甲賀市くすり学習館(2021年4月16日閲覧)
  12. ^ 甲賀流忍術屋敷 公式ホームページ


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甲賀流

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 08:55 UTC 版)

陰からマモル!」の記事における「甲賀流」の解説

多良尾木兵衛(たらお もくべえ) 甲賀忍者頭目。掟に頑強な石頭ホタル始末のために猿飛音吉放つ猿飛音吉(さるとび おときち) 甲賀において、抜け忍抹殺するための忍者追い忍」を生業とする忍。その行動特殊性から、甲賀では「人間の心を持たぬ闇の中の闇の忍」として恐れられる。木兵衛指令ホタル狙った。その末に山一蹴しホタル拉致ホタル助けに来たマモルとことんまで苦しめた相手戦いそのままコピーしてしまう「猿真似の術」を使用する。この術は相手動作から後の先をとって術をコピーする事も可能であるため、対戦相手強大であればあるほど、鏡に映すようにその真価恐ろしさ発揮してしまう術でもある。 その正体は忍であるが故に任務の意味深く考えず、そして忠実であり、人の心を持たない。ただ最後音吉との決戦前にゆーなからマモル渡され決戦中にマモル苦し紛れ放った変わったバナナ撃退された。 雲隠タマムシくもがくれ タマムシホタル祖母。歳を感じさせない元気な謀略家で、今でも悪知恵天下一品若い頃はその外道ぶりで甲賀伊賀双方に名を轟かせ恐れられた。変装術を得意とし、世代の差を感じさせることなくホタル完璧に化けマモルホレ盛ろうとした。

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甲賀流

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 08:55 UTC 版)

陰からマモル!」の記事における「甲賀流」の解説

体力さながら数多く幻術術、多機能かつ強力な万能具の使用特徴とした流派。当作の中では手段選ばぬ本格派伊賀側から邪道・外道呼ばれる忍術として語られる。一応、それなりの掟はあるが伊賀流ほど煩くもないようで、建前よりも実を取るのが実情。そのためホタル抜け忍騒動追い忍撃退した事やマモルとの婚姻話が出ている事を理由として里側が許す事で解決している。

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甲賀流

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 23:07 UTC 版)

忍者ハットリくん」の記事における「甲賀流」の解説

ハゲベエ 新原作より登場アニメには未登場)。藤子Ⓐ作品黒ベエ』からのスピンオフキャラクター。ケムマキを慕って甲賀からやってきたハゲタカ忍者普段学校標本室剥製振りをして過ごしている。 白猫斎はくびょうさい) 新原作より登場アニメには未登場)。甲賀忍者猫総元締めで、伊賀にも「トラ逃げ白猫斎」と噂される、長毛化け猫。特に影千代が最も恐れており、ケムマキですら頭が上がらないようである。超能力持ち瞬間移動テレパシーを得意とするケムノスケ 新原作より登場アニメには未登場)。ケムゾウの双子の兄で、弟と違い裏表がなく、真面目で礼儀正しい。時々甲賀からケムゾウの様子うかがいに来る。当然、双子なので、ケン一見間違えるほどケムゾウに瓜二つケムシ 新原作より登場アニメには未登場)。ケムマキ兄弟末弟で、兄のケムゾウも舌を巻くほどのひねくれ者いたずら好き。その名の通り毛虫を使う少年忍者ウズマキウズマル伊賀甲賀呪い忍法大作戦』に登場。ケムマキケムゾウのイトコ自称する忍者ぐるぐる眼鏡をかけている。影千代からはケムマキにそんな親戚はいないはずと訝しがられる虎蔵(とらぞう) 『伊賀甲賀呪い忍法大作戦』に登場。影千代同級生忍者トラネコ三毛助(みけすけ) 『伊賀甲賀呪い忍法大作戦』に登場。影千代同級生忍者三毛猫白丸(しろまる) 『伊賀甲賀呪い忍法大作戦』に登場。影千代同級生忍者白猫影夜姫(かげやひめ) 『忍法「花手裏剣」』に登場した甲賀のくノ一香り催眠術をかける「花手裏剣」の使い手十六夜いざよい) 声 - 有馬奈(2012年版

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甲賀流

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/23 05:32 UTC 版)

忍ペンまん丸の登場人物」の記事における「甲賀流」の解説

三流派のうちの一つサル忍者集団。ほとんどの忍者桃色装束着ている。現在の頭領白老。念雅山の東にある「甲賀の山」の中に散在する岩屋住んでいる。戦い終わってからはお好み焼き屋を始めた白老はくろう) 声 - 加藤精三 甲賀流頭領関西弁で話す。何かとつけてくだらない小噺話したがるが、秘められた意味は深い。黒龍斎実の息子殺され過去があり、まさに犬猿の仲となる。それにつけ天容の笛をはじめとした様々なきっかけでずっと争っているが、笛自体目的ではないようであり、中盤以降災いの元として破壊しようとする。 まん丸と触れ合ううちに影響受けて情に目覚めていく。ガン吉との会話中でもよく「あいつ(まん丸)はカワイイと言っており、まん丸を気に入っている様子だが、あまり表には出さない終盤近く和解するアニメ版では、じいやさんが改造したボロット作られ不味い鯛焼き黒龍斎と共に食べた後、じいやさんがあげようとしたとたん「このバカモノーッ!」とちゃぶ台ごとひっくり返すなど、『巨人の星』の星一徹のような事をした。なおこれは、声優加藤一徹役をやっていた事にちなんだ、ムトウユージ演出回でのパロディである。 ガン吉(ガンきち) 声 - 高木渉 スパイ役の甲賀流忍者卑怯な手段好んでそれを誇りに思うほどの外道であったが、念雅山来ているうちに、白老同様にまん丸に影響受けてしまってお節介さを表していく。 原作終盤にて白老もう一人息子だと判明伊賀に命を狙われる恐れがある白老判断したのでずっと秘密にしていた。白老が父であると明かしてから、取って付けたように「お父様」と呼ぶようになったアニメではスパイ役の伊賀流忍者ドタ八とは仲が悪いものの、行動共にすることが多い。 二面(にめんざる) 声 - 柳原みわ 甲賀流忍者一人お爺さんと子どもの2つの顔を持つフタ開けたものを吸い込む瓢箪持っていて、助を吸い取ったメンダヌキ 甲賀流忍者一人真っ白い仮面かぶっていて、そこに人物の顔を描く事で本物そっくり化ける力を持つ。 助猿(すけざる) 甲賀流忍者一人あやつりという顔に取り付いた者を操れ操っている。 まとまり 甲賀流忍者一人吸ってくしゃみをすると顔のパーツ真ん中にまとまる不思議な粉を持っているひろがりとは兄弟の関係。 ひろがり 甲賀流忍者一人吸ってくしゃみをすると顔もパーツ離れる不思議な粉を持っているまとまりとは兄弟の関係。 うさぎとび次郎うさぎとびじろう) 米のような外見をした小さな偵察生物伊賀はえずり太郎対抗して作られた。名前の通り、常にうさぎ跳び移動する。もともと100匹もの数がいたが、スズメ食べられて数が減ってしまったようである。

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