田口鉄道デキ50形電気機関車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/11 03:22 UTC 版)
田口鉄道デキ53形電気機関車(たぐちてつどうでき53がたでんききかんしゃ)は、かつて田口鉄道が自社線開業に際して新造した40t級箱形電気機関車。1両が製作され、系列会社であった鳳来寺鉄道や豊川鉄道が保有していた同級電気機関車に続けてデキ53と付番された。田口鉄道の豊橋鉄道への合併後も同社田口線となった旧田口鉄道線で元の形式番号のままで運用され、同線廃止後は渥美線へ転用された。
- ^ このような事情から、田口鉄道線全通と前後して、同線と接続する森林鉄道4路線が帝室林野局の手で1931年から1940年にかけて建設されている。
- ^ 同形電動機を採用し、発電ブレーキ非搭載の平坦線用姉妹機種である伊勢電気鉄道521形521では、機器室内にのみ抵抗器が搭載されていた。車体機器室部分に設置された側面通風器の開口部面積も伊勢電気鉄道521より本形式の方が大きくなっており、発電ブレーキ常用を前提とする車体設計となっていることが見て取れる
- ^ 1968年の改番で、電気機関車のデキ○○0の○○は、機関車の重量の数字が入るものであったが、すでに40tの電気機関車(ED401)が在籍していたことがあり、デキ450形となったという。
- ^ 電車については豊川鉄道・鳳来寺鉄道・田口鉄道の電車を参照。
- ^ 製造中の1943年(昭和18年)に豊川鉄道が戦時買収されたため、1944年(昭和19年)8月の完成時点から私鉄籍を持つことなく、国鉄籍に編入されている。1952年までは豊川鉄道で付番する予定であったデキ54であった。
- ^ ED30 1のプレートがつけられているが、無車籍の構内用移動機械扱いであった。
- 1 田口鉄道デキ50形電気機関車とは
- 2 田口鉄道デキ50形電気機関車の概要
- 3 同系機・姉妹機
- 4 主要諸元
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