生存ノードの決定と方法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/03/08 01:38 UTC 版)
「スプリットブレインシンドローム」の記事における「生存ノードの決定と方法」の解説
多くの密結合クラスターではスプリットブレインシンドロームを防ぐために、ある生存ノード群はそのノード数があらかじめ定めたクラスター定足数(多くの場合は全ノードの過半数)を占めているときにのみ、Vote(ラテン語の投票)によるマスタノードの決定を行い、マスタノードの制御に従って処理を継続する。 一方、ノード数がクラスターノードの定足数に対して1/2となる場合、Voteによるマスタノードの決定や生存ノードの決定時の均衡を破る機構(機能からタイブレーカと呼ばれる)を利用して、自らをマスタノードとしてよいかどうかを判断する。 判りやすい例として、2ノードクラスタにおいてインターコネクト障害などによりノード間通信が停止した場合、このタイブレーカ機構により、マスタノードとなった方が生き残り、スレイブとなった方が緊急停止(強制パニック)してサービスの継続を図る。 なお、このマスタノードはマジョリティノード/マネージャノードなど、各クラスタパッケージにおいて呼び方が異なる。多くの場合、Voteからマジョリティノードと呼ばれる。
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