「瓶子(ヘイシ, ヘイジ)」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書

瓶子とは? わかりやすく解説

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へい‐じ【瓶子】

読み方:へいじ

《「へいし」とも》

酒をいれて、つぐのに用いる器。形は細長く、胴が張って口が小さい。・錫(すず)・陶磁器などで作る徳利(とくり)。

紋所の名。1図案化したもの

瓶子の画像
瓶子の紋所

瓶子

読み方:ヘイシheishi), ヘイジheiji

酒を入れて、つぐのに用いる器


へいし〔瓶子〕

古代徳利。(三台揃、または三方粽揃の項参照

瓶子

読み方ヘイシ・ヘイジ

初期にはへいじと濁って呼んだ。酒を入れて注ぐのに用いた器。細長い形で、上部膨らみ下部狭くすぼまり、口は小さい。

瓶子

読み方
瓶子かめこ
瓶子ひらこ
瓶子びょうし
瓶子びんご
瓶子びんし
瓶子へいし

瓶子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/24 05:38 UTC 版)

瓶子(へいし、へいじ)とは、の一種で、口縁部が細く窄まる比較的小型の器形のものをいい、主に酒器として用いられた。

蝶漆絵根来瓶子(15世紀:メトロポリタン美術館蔵)
滋賀県八幡山城出土の古瀬戸の瓶子片(近江八幡市立図書館蔵)

概要

梅瓶のように、体部が直線的で下から外へ向かってやや広がるように立ち上がり、丸く肩を張り、口縁部では細くすぼまって、蓋を受ける形になっているものや、口縁部が伸びて長い頸部を伴い体部の高さと変わらないようなものまで指す語である。古瀬戸様式(窖窯)の灰釉唐草文瓶子は、景徳鎮産の青白磁梅瓶を模倣したことで知られている。

注ぎ口が小さい事による使い勝手の悪さから、後に徳利にとって代わられる事となる。

なお沖縄(琉球)弁では御神酒壷セットのことを「びんし(瓶子)」とか「ウびんす(御瓶子)」などと称している。また、現代中国語では、いわゆるガラス瓶全般を指して 瓶子拼音: píngzi ピンツ)と呼んでいる。

神社の儀式で使用される瓶子は、稲荷瓶子、錫瓶子、古代瓶子、紋入瓶子などである。また瓶子の蓋として木製熨斗口、竹製御神酒口などを使用する神社もある。なお、瓶子に似た長御酒瓶などを使う例もある[1]

逸話

藤原成親西光俊寛が平家打倒の密談を行った際、うっかり瓶子を倒してしまったが、これを見て成親が「平氏(へいし)が倒れた」と喜び、それに乗って西光が瓶子の首を折って「打ち首だ」と騒いだという話が平家物語に残っている。詳しくは鹿ケ谷の陰謀を参照のこと。

生物の名

脚注

  1. ^ 『神祭具便覧40巻』民俗工芸平成28年9月発行全438頁181頁

瓶子(へいし)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 02:00 UTC 版)

駅弁ひとり旅」の記事における「瓶子(へいし)」の解説

沖縄台湾編登場東京から博多まで新幹線大介同行する35歳一度も彼女ができたことがない大介行動ずっとうらやましがっている。鉄道マニアらしく、大介購入して食べたドクターイエロー駅弁の空器を催促して譲り受けた

※この「瓶子(へいし)」の解説は、「駅弁ひとり旅」の解説の一部です。
「瓶子(へいし)」を含む「駅弁ひとり旅」の記事については、「駅弁ひとり旅」の概要を参照ください。

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瓶子

出典:『Wiktionary』 (2021/05/10 07:25 UTC 版)

名詞

へいじへいし

  1. 古用入れ容器後代徳利

「瓶子」の例文・使い方・用例・文例

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