現行の学習指導要領の内容
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/12 03:37 UTC 版)
「生活 (教科)」の記事における「現行の学習指導要領の内容」の解説
3点の指導目標が掲げられている。要約すると 自分と社会(人々や地域)とのかかわり方 自分と自然とのかかわり方 活動・表現技法の習得 である。導入当初には「教科書のない教科」という表現が誤解を生じ、「ただ遊ぶだけの活動」と捉えられた。実際の学習活動では、第3の目標が重要視される。例えば、昭和期の昔遊び活動を行った場合、指導者として老人会の人々を呼び、事前の招待状・事後の感謝状の製作を通じて第3の目標を具現化する。 指導内容は以下の8項目が挙げられている。 学校の施設・先生、友達→楽しく安全な遊びや生活・安全な登下校 家族・手伝い→自分の役割・規則正しく健康な生活 地域の人々・場所→親しみ・適切なコミュニケーション・安全な生活 公共物・公共施設→正しい利用 自然の観察・行事にかかわる活動→生活の工夫 遊びの工夫→楽しい集団遊び 飼育・栽培→生き物への親しみ・生命の尊重 自分を支える人々・自分の成長→感謝の気持ち・意欲的な生活 主に自分自身と学校・家庭・地域とのかかわり方およびそれらに伴う表現技法の習得が要求される。第1学年と第2学年の境界は取り払われており、学年相互の共同活動の機会が確保されている。典型例としては4月に実施される「学校探検」である。第1学年は「学校施設・職員を知ること」、第2学年は「学校施設・職員を紹介し、1年生を案内すること」を目的とし、同一の活動ながら発達段階に応じた目標を持たせている。
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