猫も杓子も
読み方:ねこもしゃくしも
「猫も杓子も」とは、大勢の人や物がみな一様に同じか似たようなことをする、皆が皆そのようである、という意味で用いられる言い回しである。必ずしもネガティブな表現というわけではないが、揶揄・からかいのニュアンスを含みがちではある。
「杓子」は飯などをよそう道具のことであり、「しゃもじ(杓文字)」のことである。(「しゃもじ」という言葉は「かもじ」「お目もじ」と同様の変化法則によって「杓子」から転じた女房言葉である)
江戸時代に成立した一休宗純(いわゆる一休さん)に関する咄本「一休咄」の中に「生まれては死ぬるなりけりおしなべて釈迦も達磨も猫も杓子も」というくだりがあり、これが典拠として引き合いに出されることが多い。
しかし「一休咄」に登場する「釈迦も達磨も猫も杓子も」は何に由来するのか、結局のところ語源は何なのか、という部分は謎のままである。
「猫も杓子も」は元々は他の言葉であった(変化して「猫も杓子も」になった)という見解は複数ある。たとえば「禰子も釈氏も」が変化したという説、「女子も弱子も(めこもじゃくしも)」が変化したという説などがある。あるいは、単に日常生活におけるありふれたものとして猫と杓文字が例示されているだけでは、とする見解もある。
結局のところ、いずれの説も俗解(民間語源)の疑いを免れていない。
「猫も杓子も」とは、大勢の人や物がみな一様に同じか似たようなことをする、皆が皆そのようである、という意味で用いられる言い回しである。必ずしもネガティブな表現というわけではないが、揶揄・からかいのニュアンスを含みがちではある。
「猫も杓子も」の読み方
「猫も杓子も」の読み方は「ねこもしゃくしも」でもある。「杓子」は飯などをよそう道具のことであり、「しゃもじ(杓文字)」のことである。(「しゃもじ」という言葉は「かもじ」「お目もじ」と同様の変化法則によって「杓子」から転じた女房言葉である)
「猫も杓子も」の語源・由来
「猫も杓子も」の正確な語源・由来は今ひとつ定かでない。江戸時代に成立した一休宗純(いわゆる一休さん)に関する咄本「一休咄」の中に「生まれては死ぬるなりけりおしなべて釈迦も達磨も猫も杓子も」というくだりがあり、これが典拠として引き合いに出されることが多い。
しかし「一休咄」に登場する「釈迦も達磨も猫も杓子も」は何に由来するのか、結局のところ語源は何なのか、という部分は謎のままである。
「猫も杓子も」は元々は他の言葉であった(変化して「猫も杓子も」になった)という見解は複数ある。たとえば「禰子も釈氏も」が変化したという説、「女子も弱子も(めこもじゃくしも)」が変化したという説などがある。あるいは、単に日常生活におけるありふれたものとして猫と杓文字が例示されているだけでは、とする見解もある。
結局のところ、いずれの説も俗解(民間語源)の疑いを免れていない。
「ネコメンタリー 猫も、杓子(しゃくし)も。」とは
「ネコメンタリー 猫も、杓子(しゃくし)も。」は、NHK(Eテレ)で放送されている、作家とその飼い猫の日常を記録したドキュメンタリー番組の名称である。単に「ネコメンタリー」呼ばれることが多い。「猫も杓子も」の例文・使い方・用例・文例
猫も杓子もと同じ種類の言葉
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