状況に応じて追加描画されるパターン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/19 22:03 UTC 版)
「スクロールバー」の記事における「状況に応じて追加描画されるパターン」の解説
スクロールバーをウインドウやペイン内部に常時表示することはせず、マウスオーバー(あるいはタッチ操作であればスクロールのアクション)をフックして適宜描き足す場合がある。iOSデバイスやmacOS(OS X Mavericks以降)などを通じ徐々に普及しつつあるオーバーレイ描画のスクロールバーが本パターンに属する。 この方式には、ウインドウ内に固定されたスクロールバー表示領域をとらずにすむという画面効率上の利点がある。表示領域を節約する以外にも、画面表示をシンプルかつスタイリッシュに保つのにも役立つ。一方、トレードオフとして、スクロールバーが表示されない状態ではウインドウやペインがスクロール可能かどうかや全体に対して表示されている内容の割合がどれぐらいかが分からないといったデメリットも生じうる。 このパターンの歴史は古く、前述のとおりSmalltalkにおけるGUI初のスクロールバーは同様の方針(ただしオーバーレイ表示ではなく、当時のモノクロ二値表示でも実装が容易であったウインドウやペインの左脇に瞬時に描き足す方式)で実装されている。
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