しょう‐おう〔セウ‐〕【照応】
照応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/15 20:40 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動照応(しょうおう)は、文章・談話の中で、代名詞や指示語を用いて具体的な何かを指すこと。修辞技法の一つでもある。
文例
「太郎は花子に花をプレゼントをした。彼女は喜んだ。」
2文目の「彼女」は、「花子」である。このように、彼女や彼といった代名詞で、前に出てきたものを指していることを照応という。また、「彼女」と「花子」は、照応関係であると呼ぶ。照応法と呼ぶこともある。
基本的には代名詞は前に出てきたものを指すことが多いが、時には前にでてきてないものを指すことがある。そのため、前に出てきたものを指すものを前方照応、後に出てくるものを指すことを後方照応と区別することもある。
照応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 15:03 UTC 版)
名詞だけ見る限り所属クラスが不明確な場合でも一致を確かめれば分かる。形容詞や数詞は通常、名詞の接頭辞をとる。動詞は別の接頭辞の体系をとる。(下記参照) 単数 複数 mtoto mmoja anasoma watoto wawili wanasoma 子供 1 読んでいる 子供(複数) 2 読んでいる(複数) (一人の)子供が読書している 二人の子供が読書している kitabu kimoja kinatosha vitabu viwili vinatosha 本 1 十分だ 本(複数) 2 十分だ(複数) 一冊の本で十分だ 二冊の本で十分だ ndizi moja inatosha ndizi mbili zinatosha バナナ 1 十分だ バナナ(複数) 2 十分だ(複数) 一本のバナナで十分だ 二本のバナナで十分だ 同一の名詞語根に異なる名詞クラスの接頭辞を付加することで派生語を作れる。 例1:「人」クラスmtoto (watoto)(子供)・抽象名詞クラスutoto(子供であること)・縮小語クラスkitoto (vitoto)(幼児)・増大語クラスtoto (matoto)(年長の子供) 例2:「植物」クラスmti (miti)(木)・「人工物」クラスkiti (viti)(椅子)・増大語クラスjiti (majiti)(大木)・kijiti (vijiti)(棒)・ujiti (njiti)(細く高い木) スワヒリ語の名詞クラスのシステムは文法性の一種とされるが、ヨーロッパの言語に見られる文法性とは異なる点がある。ヨーロッパの言語の文法性がほぼ恣意的であるのに対し、スワヒリ語における名詞のクラス分類は多分に意味的な関連性に基づいているのだ。しかし、名詞クラスを「人」や「木」といった単純なカテゴリーと捉えることはできない。意味が拡張され、拡張された意味に似た単語意味がまた拡張され、ということが行われた結果、名詞クラスは意味で繋がった網となっている。今でもその繋がりは広く理解されているが、非スワヒリ語話者には分かりづらいものがある。 スワヒリ語では普通の人の名詞クラスは「人」だが、盲人などの障害者は「もの」で表現されていた。この障害者差別的な語法に反対し、近年多くの障害者や人権団体などが障害者を「人」クラスで表す語法を広めている。 有名なスワヒリ語にはJamboがあるが、「物事」の意味で、"Hujambo.", "Hamjambo." のように人称接頭辞をつけることで、挨拶の言葉となる。
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