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無山とその周辺とは? わかりやすく解説

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無山とその周辺

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/29 10:45 UTC 版)

魔法使いの娘」の記事における「無山とその周辺」の解説

鈴の木初音すずのき はつね)演:桑島法子 本作品の主人公。「魔法使い」と呼ぶしかないような途方無く人間離れし霊能力を持つ陰陽師・鈴の木無山の娘。シリーズ開始時(2002年)は16歳女子高生だったが、高校卒業してからは一時家事専念するようになり、後に父の跡を継いだというわけでなく独自のものであるが陰陽師となり、様々な依頼請け負う身となる。 「ごくフツー」に生きることを望む少女だが、幽霊妖怪の類を見聞きできてしまう体質であり、弱いものならば倒すこともできる。気が強く少々短気で、歯に衣着せず発言し時に手が出ることもある。 強力な陰陽師であるが一般生活能力皆無養父・無山に代わって幼い頃から家事一切引き受ける。普段から守り刀携帯している。 高校卒業当初進学就職等をしなかったのは無山の面倒を見るつもりだと本人思い込んでいたが、実際には「そういった考え」に及ばないよう、無山に思考や行動を制限されていた。無山の暗示によって実の両親との記憶消されていたが(記憶消した理由は「引き取った直後初音両親のことで毎日泣いてばかりだったから」という非常に短絡的なのだった)、無畏によってその暗示解かれる。しかしまだ両親の姓や死の原因等、完全には思い出しきっていない。無山にはその他に思考への介入を度々行われており、初音怒り感じているものの、それらが悪意のないものだとわかっているため、憎みきることはできない当初は父の仕事には一切わらないというスタンスだが、その決意とは裏腹に徐々に小八汰を自分式神として使いこなしたり(気づかないうちに)無山の仕事の手伝いさせられていたりと、段々陰陽師らしい行動をとるようになっていた。また、自分身を守る為や両親の死の謎を求める為、積極的に陰陽術覚えていった。 実父・無定と無山との確執真相を知る為に、無山の元を離れ笹木家に身を寄せた後、無山が無定を呪殺するに至る真相をすべて知り、無山を許せない許してはいけない)と考えるに至るが、彼女と対決したうえで自分が死ぬことを望んで鈴の木流本山へ引き籠った無山を戦うことなく術を破り、罪の大きさ認めさせる笹木家に幽閉させることで能力無力化させ、人間としての更生望んだうえで縁を切る家事が上手でそこそこ美人為たまに彼女を想う人間現れるが、「女ヂカラ」は皆無等しい。 鈴の木無山(すずのき むざん)演:三木眞一郎 初音4歳のときから彼女を引き取って育てている(とはいえ実際に初音が無山の面倒を見ている始末である)養父シリーズ開始時で37歳。 「日本一陰陽師」と呼ばれその実かなり危険な仕事善悪問わず依頼さえあれば、呪殺等も行っている)も請負っているが、初音には仕事のことはほとんど話さない。しかし、いつかは彼女を自分後継者にと考えているらしい無畏によって「初音実父・無定を殺した」らしいことが示唆される。更に、初音知られないよう常に彼女を監視していたことも彼女自身見抜かれるが、その真意そもそも彼女を引き取った理由等は不明幼い頃から陰陽師仕事をしていたせいか、常識では考えられないほどの世間知らず短絡的な考え持ち主初音曰く大人子供」。しかし無畏からは「人として能力は0に等しいが魔人としては最強」と称され顧客からは「博士(はかじょ、陰陽師のこと)のなかでは一番人間から遠い」とも言われている。本人は術を使うことを「遊び」と認識しており、手ごわい相手だとそれを破ることに熱中して相手生死頓着しなくなる。結果として見知った相手死なせてしまったことも少なくはなく、初音の父・武を死なせてしまったことは数少ない後悔の種になっている。 元々小八汰を式神にしていたが、大きくなり過ぎて扱いづらくなったことと請け負った仕事の処理に便利だったという理由地中封印しかける。それ以来、小八汰に恨まれている。 初音自分が無定を殺したことを知られ以来上記のような短絡的な考え引退宣言を遺したまま本山引き籠り過去無定に仕掛けたように初音勝負仕掛けるが、あくまで術を破ることなく彼の許へやってきた初音によって制裁を受け、現在は笹木家で幽閉されており、「半吉」と呼ばれながら、典明についてボランティアしながら修業中。 初音には「パパ」呼ばれている。 篠崎兵吾(しのざき ひょうご)演:石川英郎 無山の一番弟子。いつも無山の仕事についているほか、運転手なども務める。かなりの女たらしナンパ男だが、初音には手を出せないよう、無山から首の後ろ呪詛入れられている(尤もこの呪詛は、それ以外にも色々なものを制限しているらしい)。金銭感覚ゼロの無山からは、かなり高額給料貰っている。 シリーズ初期には使えなかった術も徐々に使えるうになるなど、陰陽師として成長もしているようである。また霊的なものに憑依されやすい体質であるらしく、無山から依代としての未来を期待されていたらしい。しかし、無山の非情さへの疑問や、彼が初音を「どう見ているのか」疑問感じだす描写みられる。無定と無山の兄弟弟子による鈴の木流後継確執真相知っているようだが、それを初音明かすことも「首裏の呪詛」のせいで叶わなかった。 幼い頃から既に両親亡く、また霊が見え体質だったらしく、少年院入っていたところを無山が身元引受人になることで出所した経緯がある。それ故か、異様なまでに警察から身を隠す習性がある。 初音と無山が相次いで自宅から姿を消したことを機に鈴の木流から逃げることも考えたが、初音為に思いとどまり彼女と一緒に本山へ向かう。無山の術中で「かつて初音殺しかけた瞬間」に時間戻されパニック陥るが、その隙に亡き無定が彼に憑依し初音サポートすることとなる。事件の解決後も初音殺しかけたことを引きずり彼女と別れようとするが、彼女に懇願されふたりでコンビ組んで仕事をするうになる。 小八汰(こやた)演:下野紘 元々は無山が使役する式神。本来は巨大な鬼の姿をしているが、普段少年の姿をとっている。 普段なかなか帰宅できない無山の代わりに初音ボディガード魔物から身を守るだけでなく、敵対する陰陽師からの攻撃からも守るよう、無山から命令されていた)をするほか、無山の手負えない魔物喰う役割も果たす。 魔物喰わせるうちに力が強大になり過ぎた為、一度は無山に裏切られ封印されかかったが、彼に情をかけた初音の力により、現在は初音アヤカ携帯を介して使役することになった。無山を異様に恨んでいる。 初音式神になってからは彼女を守るとともに徐々に初音知らなかった無山の真相」を彼女に語るようになる本人は、初音が無山の術で死に自分意志動けようになった後無山を殺そう考えてたらしいが、結局本山外庭にて、無山の式によって初音引き離され決着まで傍観することとなったテンテン 初音使役する式神初音ペットのつもりで接しているが、実は管狐テンテン本人曰く、「決しペットではないんですよ……」とのこと初音テンテン言葉聞くことができないが、無山は聞くことができる。無山はテンテン対し初音を守ること、友だちとなること、何かあったら知らせることを命じている。

※この「無山とその周辺」の解説は、「魔法使いの娘」の解説の一部です。
「無山とその周辺」を含む「魔法使いの娘」の記事については、「魔法使いの娘」の概要を参照ください。

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