むみょうい‐やき〔ムミヤウイ‐〕【無名異焼】
無名異焼
名称: | 無名異焼 |
ふりがな: | むみょういやき |
芸能工芸区分: | 工芸技術 |
種別: | 陶芸 |
認定区分: | 各個認定 |
指定年月日: | 2003.07.10(平成15.07.10) |
解除年月日: | |
指定要件: | |
備考: | |
解説文: | 無名異焼は、新潟県佐渡に伝わる伝統的な陶芸技法である。江戸時代後期に始まったとされており、佐渡の金銀山の金鉱脈近くから産する無名異土【むみょういづち】(酸化第二鉄を多く含む赤色粘土)を用いた、赤い肌を特徴とする陶器の制作技法である。 無名異焼は、中国江蘇省宜興窯【ぎこうよう】で明時代以来つくられてきた朱泥系統の無釉炻器質【むゆうせっきしつ】の陶器制作に似たもので、幕末以来の煎茶趣味の流行の中で盛んになったとみられ、茶器や花瓶等が主に制作されてきた。 今日の無名異焼は、無名異土という素材をいかした伝統的な技法をもとに独自の創意工夫が加えられ、地方的特色をもちながら高度な芸術的表現を可能にする陶芸技法として高く評価されるものである。 |
無名異焼
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/25 08:47 UTC 版)
- ^ a b c d e f “佐渡市指定 無形文化財:無名異焼[佐渡の文化財]”. www.city.sado.niigata.jp. 2020年10月27日閲覧。
- ^ a b “無名異焼とは|玉堂窯元” (日本語). 無名異焼 「玉堂窯元」公式サイト. 2020年10月27日閲覧。
- ^ 新潟県観光協会. “無名異焼” (日本語). にいがた観光ナビ. 2020年10月27日閲覧。
- ^ “佐渡の大地から生まれる 赤と黒の緊張”. WEDGE Infinity(ウェッジ) (2016年5月22日). 2020年10月27日閲覧。
- ^ a b c d “スポット展示「無名異焼の魅力」” (日本語). 石見銀山資料館. 2020年10月27日閲覧。
[続きの解説]
「無名異焼」の続きの解説一覧
- 1 無名異焼とは
- 2 無名異焼の概要
無名異焼と同じ種類の言葉
- 無名異焼のページへのリンク