濁度単位
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/07 14:34 UTC 版)
光学特性は懸濁粒子の大きさに依存するため、粒子サイズが均一な「ホルマジン」と呼ばれる安定した合成材料が目盛りや再現性の基準としてよく使われる。この単位はホルマジン濁度単位(FTU)と呼ばれる。 米国環境保護庁により指定された比濁法濁度単位(NTU)はFTUの特殊な場合であり、測定装置の白色光源と幾何学的特性が指定されている(代替形式「ネフェロス濁度単位」が用いられる場合もある) ISO 7027により水処理における濁度の9の測定に対して規定されたホルマジン比濁法単位(FNU)。近赤外光(NIR)と90°散乱を使用したFTUの別の特殊ケース ISO 7027により0°での濁度測定のための水処理基準として指定されたホルマジン減衰単位(FAU)。これもFTUの特殊ケースである。 ホルマジン後方散乱単位(FBU)(基準の一部ではない)はc. 180°で測定される光学後方散乱検出器(OBS)の単位であり、FTUの特殊ケースである。 European Brewery Convention (EBC) 濁度単位 濃度単位(C.U.) 光学密度(O.D.) ジャクソン"キャンドル"濁度単位 (JTU; 初期の測定) Helms単位 American Society of Brewing Chemists (ASBC-FTU) 濁度単位 PPM/DE (Kieselguhr)などの標準物質の百万分率 ドイツの基準"Trübungseinheit/Formazin" (TE/F)。現在はFNU単位にとって代わっている。 珪藻土 ("ppm SiO2") は古い基準で現在は廃止されている。 水質検査におけるこの機器は一般的に濁度計(turbidimeter)という。しかし、ソースビームと検出器の配置(幾何学)により濁度計のモデルに違いがあることがある。比濁法濁度計は粒子による反射光を常にモニターし、曇りによる減衰はモニターしない。米国の環境モニタリングにおいて、濁度基準単位は比濁法濁度単位 (NTU)と呼ばれ、国際標準単位はホルマジン比濁法単位(FNU)と呼ばれる。最も一般的に適用可能な単位はホルマジン濁度単位(FTU)である。ただしFTUで報告されているように、測定方法が異なると全く異なる値が得られる(以下参照)。 気相比濁計は、大気圏の研究にも使用される。これは視程と大気アルベドに関する情報を提供できる。
※この「濁度単位」の解説は、「比濁計」の解説の一部です。
「濁度単位」を含む「比濁計」の記事については、「比濁計」の概要を参照ください。
- 濁度単位のページへのリンク