漫画評論家として
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ブルボン小林名義での漫画評論の活動も活発で、『週刊文春』でコラム「マンガホニャララ」を隔週で連載していた(2019年に連載中止)。2010年から小学館漫画賞、2012年から手塚治虫文化賞の選考委員も務める。 2011年には漫画制作ソフト「コミPo!」を使用し、ウェブコミック配信サイト『ぽこぽこ』(太田出版)にて初の漫画作品『フキンシンちゃん』を連載、後に単行本化した。
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漫画評論家として
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@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}いしかわは漫画アクション増刊号・アクション・ラボでは責任編集者として、自分が好きな漫画家に自由に漫画を描いてもらい、一冊の本にして読者に紹介し、反応を探るという実験を試みていた。そしてさらに一歩進んで、1995年に、漫画評論集『漫画の時間』を発表する。この作品では、自分のフィールドであるギャグ漫画を中心に、少女漫画、そしてゲイ漫画、風俗ルポ漫画、暴走族の実録漫画などのアンダーグラウンドの分野まで幅広く漫画を扱い紹介した。歯に衣着せぬ論評で、ベストセラーとなるが、一方で現役漫画家が漫画を評論することに、読者そして同業者からも賛否両論が起こることとなる。後にこの作品での成功は、宝島社の『このマンガがすごい!』などの刊行や『BSマンガ夜話』の放送開始などもあり、漫画評論が刊行誌などで連載され読み捨てられるだけのコラムなどではなく、売り物になる出版物のジャンルとして定着するきっかけとなってゆく[要出典]。 いしかわ本人は「子供のころからずっと大量に漫画を読み続けてはいたから、読む力はある」と自負している。 『BSマンガ夜話』で共演した作家の岡田斗司夫によれば、いしかわは論理的、分析的に話を進めるタイプではなく、「本当に天然で何も考えず喋っている」タイプの評論家だといい、同番組に出演していた漫画コラムニストの夏目房之介は常々「俺本気の評論家モードで話したらいしかわじゅんと話が合うはずないじゃん」と評していた。そうした危険をはらみながらも同番組の継続が可能となった理由について、岡田は「いしかわじゅんの暴言、断言をいかに引き出して、みんなでそれを面白がるか」に出演者一同が気づき、それぞれの役回りに徹した結果としている。 また、漫画の「うまいヘタ」をわかりやすく断定しようとするため物議を醸すことが多い。夏目によれば、いしかわには「マンガがうまいことと、絵がうまいことは、必ずしも一致しない」という前提があり、同じ作家として作品を発表しているのなら作品の巧拙を論じられることは避けられないという矜持があるという。夏目は、いしかわが「うまいヘタ」を断定したところで一面的なものに過ぎず、普遍的なものではない。けれど、一面的として切り崩していくと批評もできなくなり、誰かが断定しなければ話は始まらないのだと擁護。さらに「マンガでしか表現として成り立ち得ない構造」などのいわゆる漫画文法について「いしかわは優れた指摘のできる人物」と評している。その一方で評論家として「いいかたに難がある」「よく言えば率直、悪く言えば人を傷つけやすい」ともしており、当人はプラスに評価するつもりでも「絵は下手だけど」と前置きするために、相手にはマイナスの評価として受け取られる傾向があるとしている。
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