演じ方
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/13 00:18 UTC 版)
いずれも「読んで楽しむ能の世界」からの重引。 慶長期の能役者・下間少進の『童舞抄』「名ばかりは在原寺の跡古りて」のところは「古跡を恋慕するこころを外想に顕すべし」 移り舞(=(業平を)まねて舞う事)は「男はかせ」の舞であり、「此キリ(=終末部分)男博士、女博士まじれり」 井筒をのぞきこむ部分に関して、「みればなつかしや我ながらなつかしやと云所に陰陽の見樣といふ事あり」 紀州藩の能役者・徳田隣忠(1679-?)の『隣忠秘抄』移り舞に関して、「男博士にする女博士なれども、跡の出羽(=囃子の名前)より男博士にするは、昔男に移り舞といふ事なり」 井筒をのぞきこむ部分に関して、「作り物の前へ行き立ち、扇を笏のやうに立て、両手に持ちて、見ればなつかしやと井の内みる」 また、名人喜田六平太(十四世)は井筒に関して「ありゃぁ、祝言の舞いだよ」と述べていた。
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