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しょう‐どく〔セウ‐〕【消毒】

読み方:しょうどく

[名](スル)薬品・熱・紫外線などによって、病原菌を殺すこと。「食器を—する」

「消毒」に似た言葉

消毒

下水処理最終プロセスでは病原微生物などの感染を防ぐために消毒が行われます。現在、下水処理における消毒法としては、使いやすさ、消毒効果持続性価格などの面から塩素一般的に使われています。塩素消毒欠点として、副生した有機塩素化合物放流先の水生生物悪影響を及ぼす可能性があり、代替法としてオゾン紫外線による消毒法も検討されています。

消毒

Sterilization

【概要】 消毒とは病原微生物殺滅することである。 

【詳しく】 HIVの消毒は、エチルアルコールホルマリングルタールアルデヒドなどが医療機関使われるが、一般家庭では毒性もあり手に入らない一般むけには、まず加熱できるものは加熱が(液状なら56度、30分)簡単。効果が確実で、残留毒性がない。血液付着したものは次亜塩素酸ソーダ(市販塩素系の漂白剤。例:花王ハイター)を1050倍に薄めて使うのが便利。これはB型肝炎ウイルスでも通用する。ただし金属をいためる。傷には消毒用イソジン(薬屋売ってる、高い)が良い

《参照》 感染洗浄加熱エタノール次亜塩素酸ナトリウムグルタールアルデヒド高圧滅菌


消毒[Disinfections]

 病気起こす細菌等の微生物病気起こす力を無くすことを消毒、消毒の作用をもつ薬剤消毒剤と言う例外なく全ての微生物を殺すことを滅菌と言い、主に加熱による殺滅濾過器による除去意味します。消毒は滅菌似ているが、完全ではない。巷で市販されているティシュースプレー抗菌とか除菌と書いた商品見かけますが、そのような専門用語は本来存在しません。

消毒

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/07 01:57 UTC 版)

消毒(しょうどく、英語: disinfection)とは、広義では人体に有害な物質を除去または無害化することであり、広義の消毒には化学物質中和を含む。狭義では病原微生物を殺すこと(殺菌など)、または病原微生物の能力を減退させ病原性を無くすことである。無菌にすることではない[1]

類似する概念として滅菌殺菌があるが意味が異なる。

  • 滅菌 (sterilization):病原性の有無を問わずすべての菌(細菌だけでなく、ウイルスプリオンを含めたすべての生命体)を死滅させるか、除去することである(したがって滅菌は器具に対して行うものであり、人体あるいは患畜に対して行うことはできない)。病原性を無くすレベルの達成を目的とした消毒とは異なる。
  • 殺菌 (bacteriocision):菌を殺すことである。消毒の手段として殺菌が行われることがあるが、殺菌はせずに病原性を無くすことによって消毒が達成される場合もあるので意味合いが異なる。

消毒の種類・目的

手洗い
手洗い
手洗いは要求される清浄度に応じ、外出先から帰宅した場合などにおいて汚れの除去を目的とする日常手洗い[1][2]学校給食の調理現場などにおいて環境から付着した病原菌を取り除くことを目的とする衛生的手洗い[1][2]、外科手術手術時手洗いとに分けられる[2]。衛生的手洗いにおいては、石鹸と流水による手洗いに加え、爪ブラシやアルコールなどを使用した消毒が必要となる[1]。さらに手術時手洗いの場合には、皮膚固有の常在細菌や深層の常在細菌についてもなるべく少なくするよう厳密な手洗いが行われる[2]
手指の消毒
手指の消毒
手指が汚染されたとき、感染力の強い病原菌などが確認されているとき。手指消毒剤を使用する[3]
うがい
うがい
うがい液には消毒作用のあるものと、消毒作用はないが炎症を抑える効果があるものなどがある[3]
皮膚の消毒
原液のまま使用するものと希釈して使用するものがある[3]。創傷の消毒に関しては、「昔からしているから」以外に行う理由は無いとする意見がある。「なぜ消毒するのか」についてその理由まで普通の医師は考えていないとされる[4]。消毒を避けた方がきれいに治癒できたとする結果がある[5]
なお、日本薬剤師会「消毒の知識」(2018年)は、創傷には消毒が必要なケースとそうでないケースがあるとし、原則として医師の指示に従うべきとしている[3]
器具の消毒
調理器具まな板包丁など)では摂氏80度5分間以上又はこれと同等の殺菌方法[1]、ふきんあるいはタオルなどでは摂氏100度5分以上又はこれと同等の殺菌方法が効果的であるとされている[1]
食器の消毒
製品に合わせて、熱湯による消毒、消毒剤(医薬品)による消毒、漂白剤(雑貨品)による除菌を行う[3]
室内の消毒
生活環境や床等の汚染の状況などに合わせて、消毒剤(医薬品)による消毒、漂白剤(雑貨品)による除菌を行う[3]

消毒の方法

消毒の方法には物理的方法(煮沸など)と化学的方法(酸化エチレンガス法や消毒剤)とがある[1][6]

物理的方法

  • 流通蒸気法 - 加熱した水蒸気を流通させて消毒する方法[6]
  • 煮沸法 - 沸騰水に沈めて煮沸する方法[6]
  • 間歇法 - 熱水または流通水蒸気中で加熱を繰り返す方法[6]
  • 紫外線法 - 紫外線を照射する方法[6]

化学的方法

  • 気体による方法 - オゾン殺菌法など[6]
  • 液体による方法 - 各種消毒薬[6]

消毒剤

効力の検定法

種類

重金属化学物質

アルコール類

アルデヒド類

フェノール類

ビグアナイド類

界面活性剤

塩素化合物

ヨウ素類

過酸化物

アルカリ

色素類

  • アクリノール(商品名:リバノール)(臨床的には外用剤として使用。リバガーゼ、リバテープなど

比喩的用法

要人警護において動線会場の安全、不審者の有無などを事前に検索しておくことで危険を排除して、警護対象者が迎えられる状態を消毒と呼ぶ[7]

出典

  1. ^ a b c d e f g 消毒について” (PDF). 福岡市保健環境研究所. 2013年5月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年5月22日閲覧。
  2. ^ a b c d 学校給食調理場における手洗いマニュアル 参考資料” (PDF). 文部科学省. 2013年2月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年5月22日閲覧。
  3. ^ a b c d e f 消毒の知識(日本薬剤師会)”. 名古屋市薬剤師会. 2022年7月29日閲覧。
  4. ^ 夏井睦 (2001年10月9日). “消毒は必要なのか?”. 2017年11月10日閲覧。
  5. ^ 夏井睦 (2001年10月1日). “新しい創傷治療 -顔面挫傷例-”. 2017年11月10日閲覧。
  6. ^ a b c d e f g 北大病院感染対策マニュアル 5-3.消毒・滅菌”. 北海道大学病院. 2022年7月29日閲覧。
  7. ^ 『ねほりんぱほりん』安倍元首相銃撃の3カ月前に収録したボディーガード特集。彼らは身を盾にして依頼者を守るのか?|日刊サイゾー

関連項目


消毒

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 20:16 UTC 版)

し尿処理施設」の記事における「消毒」の解説

し尿処理施設整備は、公衆衛生一環として病原体による感染リスク低減する事が主目的であった歴史的には特に寄生虫卵の殺滅重視され加熱消毒が行われた時期もある。現代し尿処理施設では、高度処理によって消毒前にほぼ全ての病原体除去されているため、消毒工程仕上げの意味合いが強い。時には消毒のみで放流しなければならない下水道とは、その点で異なる。 塩素消毒液体塩素次亜塩素酸塩による殺菌 紫外線照射UV-C波長100~280nm域)による細胞DNA不活化処理 オゾン処理高度処理オゾン利用できる

※この「消毒」の解説は、「し尿処理施設」の解説の一部です。
「消毒」を含む「し尿処理施設」の記事については、「し尿処理施設」の概要を参照ください。

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消毒

出典:『Wiktionary』 (2021/08/14 01:38 UTC 版)

名詞

しょうどく

  1. 感染予防のために薬品などで病原菌殺すこと。

発音(?)

しょ↗ーどく

動詞

活用

サ行変格活用
消毒-する

「消毒」の例文・使い方・用例・文例

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