江戸〜明治
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/15 14:15 UTC 版)
「日本とベルギーの関係」の記事における「江戸〜明治」の解説
日本とベルギーの国交が開始されたのは1866年(慶応2年)の日白修好通商航海条約締結以降である。1873年(明治6年)には岩倉使節団がベルギーを公式訪問し、国王のレオポルド2世に謁見したが、滞在期間はわずか8日間にすぎなかった。1877年(明治10年)には周布公平が本格的なベルギー紹介書である「白耳義国志」を著わした。また久米邦武、井上毅、矢野龍渓、依光方成等もベルギーを、小国ながら大国に伍していると評価し、模範国の一つとするべきであると紹介している。さらに陸軍は大国の間にあって中立を堅持しているベルギーの軍事力に注目し、山縣有朋、有栖川宮熾仁親王、野津道貫らが視察に訪れ、また多くの士官を留学生として派遣した。しかし日露戦争の勝利以降、日本国内でベルギーに言及する書籍は減少していった。
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