氷河期の中の売り手市場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 06:29 UTC 版)
「就職氷河期」の記事における「氷河期の中の売り手市場」の解説
就職氷河期であるからといって、全ての年、業種、全ての学部・学科で就職状況が厳しいわけではない。例えば、1倍を下回っていた2000年卒でも流通業は3.19倍もの求人があり、流通業は売り手であった。また同年は文科系求人倍率が 0.83 だったのに対し、理科系求人倍率が1.26倍となっていた。 また、1998年卒は10月1日時点で73.6%、12月1日時点で84.8%と、団塊の世代の穴埋めで売り手市場と言われた年(2007年〜2009年卒)よりも高い内定率を出している。 高卒においては、工業科の就職率が普通科や商業科と比べて高く、就職では優位にあった。 そうした事情から、氷河期世代の者でもセクター別に見通した場合、就職難を経験していない者も存在する。
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