樋口一葉賞
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樋口一葉賞は1944年(昭和19年)に制定された新進の女流作家のための賞で、「戦時女性」誌と日本文学報国会との共催による。選定委員は、河上徹太郎、吉屋信子、円地文子、宇野千代、川上喜久子、窪川稲子、壺井栄、林芙美子、真杉静枝。候補作には阿部光子「猫柳」大原富枝「祝出征」譲原昌子「泉」高山麦子「別離」辻村もと子「馬追原野」中村佐喜子「人知れぬ苑」渡辺喜恵子「いのちのあとさき」堤千代「文鳥」の8作品および相原トク子、小川静子の2名が挙げられ、2名受賞可能ならと辻村もと子と阿部光子が選ばれたが、1名のみということになり3月16日の委員会で辻村もと子に決定、7月10日に大東亜会館にて授賞式が行われた。なお賞は第1回のみで、第2回は開催されていない。
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