月の裏の探査
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/13 01:08 UTC 版)
1959年、ソビエト連邦のルナ3号が月の裏側の撮影に初めて成功する。 1962年、アメリカ合衆国のレインジャー4号が月の裏側に衝突した最初の人工物となったが、故障により観測は行えなかった。 1965年、ソ連のゾンド3号が月をフライバイしながら月の裏を高解像度で撮影した。 1966~1967年、アメリカ合衆国のルナ・オービター計画により月の裏ほぼ全域が高解像度でカバーされた。 1968年、アメリカ合衆国のアポロ8号が月の周回軌道に入り、月の裏側の撮影も行っている。人間が自らの目で月の裏を見た初めての例となる。 1994年、アメリカ合衆国の探査機クレメンタインがカメラ撮影とレーザー距離計による月全体のデジタル地形データ測定を行う。 2007年、日本の月周回軌道衛星かぐやが打ち上げられる。2008年には世界で初めて月の裏側の重力分布を計測し、2009年には月の裏側の低高度観測を実施している。 2015年、アメリカ合衆国の人工衛星DSCOVR(ディスカバー)が地球の前を横切る「月の裏側」の撮影に成功する。 2019年1月3日、中華人民共和国の嫦娥4号が史上初の月の裏への軟着陸に成功した。着陸地点はフォン・カルマン・クレーターとされる。
※この「月の裏の探査」の解説は、「月の裏」の解説の一部です。
「月の裏の探査」を含む「月の裏」の記事については、「月の裏」の概要を参照ください。
- 月の裏の探査のページへのリンク