最近の探検
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/13 04:11 UTC 版)
「カールズバッド洞窟群国立公園」の記事における「最近の探検」の解説
カールズバッド洞窟はその神秘のいくつかに光を当てたいと思う多くの人々を惹きつけている。安全な探検技術に通じた洞窟探検家のチームが、洞窟の新しい部分を発見し続けている。彼らが近年発見したものの中には、1966年のカールズバッド洞窟の第2の大きさの部屋、グアダルーペ・ルーム、1982年の非常にカラフルで良く装飾されたビフロスト・ルーム、1993年の最も新しい発見の一つであるチョコレート・ハイがある。 1985年非常に特色のある探検方法が発明された。ドーム・エリアで、ビッグ・ルームの床から250フィート上の、底なし穴から遠くない場所に石筍が身を乗り出した。ヘリウムで満たされた風船をつけたバルサ材を使って、探検家達は--数年にわたる数次の試行の後--目標のつらら石にひっかけた軽量のひもを浮かべた。いったん軽量のひもが地面から上がって元に戻って準備が完了した後、登山用ロープの準備が整い、探検家達は彼らが精霊の世界と呼んだものに上がっていった。 レチュギア・ケイブは1986年に発見された洞窟で、公園で現在行われている洞窟探検の焦点である。洞窟は深さ489メートルで、米国最深の石灰岩の洞窟である。一般人は立入禁止で、洞窟を最も平穏な状態で保全するため正確な場所は秘密にされた。 底なし穴は元々底がないといわれていた。石を投げ込んでも底にぶつかる音がしなかった。最近の探検により、底は約300ヤードの深さで軟泥に覆われていることがわかった。石が底を打っても音がしないのは、軟泥につかえるためである。 洞窟学者達による科学的発見は、その他の面でもカールズバッド洞窟についての我々の知識を拡大しつつある。研究により、カールズバッド洞窟の複雑な成り立ち、コウモリや洞窟に棲む他の動物の未知の世界、人間の活動が洞窟に及ぼす影響についてのいくつかの質問に答えられるようになりつつある。
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