明朝後宮
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/03 08:31 UTC 版)
李彩鳳(李貴妃→李太后)(演:梅婷) 本作の第二の主人公。隆慶帝の側室(貴妃)。万暦帝の生母。父親は武清伯・李偉。住まいは慈寧宮。賢淑で仁徳の高い才媛。裕王時代の隆慶帝(朱載坖)に宮女として仕え、やがてその寵愛を得ると、裕王の正式な側妃(都人)となり、ついには朱翊鈞(万暦帝)を出産。隆慶帝が即位すると、皇貴妃に封じられた。 隆慶帝が崩御すると、慈聖皇太后に封じられ、新帝・万暦帝の政治を、その生母の立場としてバックアップ。万暦帝をよく教育しつつ、宰相・張居正に絶大なる信頼を寄せて、彼に政治改革を一任し、「万暦新政」を創出した。また自身も、幼帝の後見として、要所で政務に干渉した。 陳玉容(陳皇后→陳太后)(演:王小丹) 隆慶帝の皇后。万暦帝の継母。住まいは慈慶宮。温厚で慎ましやかな性格であり、李彩鳳とも極めて良好な関係。隆慶帝の死後、仁聖皇太后に封じられた。実子ではないものの、義子・万暦帝のことを溺愛しており、彼とは実の母子のように親密な関係にある。万暦帝が李太后の逆鱗に触れ、廃位されそうになったときは、涙ながらに李太后を説得し、廃位決定の撤回を懇願した。 奴児花花(ヌルファファ)(演:那笛(中国語版)) 隆慶帝の寵愛する妾。孟冲が隆慶帝に献上した西域の美女。絶世の美貌で隆慶帝を魅惑し、彼を堕落へと導いた。最後は、孟冲が李貴妃を陥れるための策謀の犠牲者となり、宮中の井戸に突き落とされて死亡した。
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