五畿内志
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『五畿内志』(ごきないし)、正式には『日本輿地通志畿内部』(にほんよちつうしきないぶ)とは、江戸時代の享保年間に編纂された畿内5か国の地誌、すなわち『河内志』『和泉志』『摂津志』『山城志』『大和志』を指す。江戸幕府による最初の幕撰地誌と見なされ、近世の地誌編纂事業に多くの影響を与えた。
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- ^ 杉本[1999: 191-192]
- ^ a b 杉本[1999: 192-193]
- ^ 杉本[1999: 270-271]。ここで近世成立期までの「国」概念とは、(1)古代令制国に由来する領域概念、(2)戦国大名の封建的領有たる「分国」「領国」、(3)豊臣・徳川による天下統一のもとで大名領国を古代中国諸侯に擬えたもの、(4)職人編成や軍事徴発の単位、と整理されるが[杉本 1999: 261-262]、(1)も特定の主体と切り離された近代的意味での領域概念ではなく[杉本 1999: 284-285]、他の概念もまた単なる客体ではなく、一種の自然法的存在としてとらえられるものであった[杉本 1999: 262]。
- ^ a b 川村[1990: 226]
- ^ a b 紙屋[1990]
- ^ 杉本[1999: 194]
- ^ 高埜[1994]、杉本[1999: 192-193、194]
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- ^ 白井[2004: 69]
- ^ 大石[2001 :68-69]
- ^ 大石[2001: 68-75]など
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- ^ 白井[1997: 102][2004: 72-73]
- ^ a b 白井[1997: 103]
- ^ 日比野 丈夫 [1977]「徳川幕府による中国地方志の蒐集」(日比野、『中国歴史地理研究』、同朋舎出版部 所収)、大庭 脩 [1984]『江戸時代における中国文化受容の研究』(同朋舎出版部)。
- ^ 白井[2004: 74]
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- ^ 白井[2004: 93]
- ^ 白井[2004: 94]
- ^ 白井[2004: 97]
- ^ 白井[2004: 96-97]
- ^ 白井[2004: 97]。今日の歴史学事辞典類でもそうした認識は見られ、西村[1956]、藤本[1985]は幕府による「官撰」であるとしている。
- ^ 白井[2004: 89]
- ^ 幸田[1972]所収
- ^ 室賀[1936]
- ^ 阿部[1932]
- ^ 白井[1997: 99]
- ^ 田代
- ^ 高橋[1998]所収
- ^ 塚本 学 [1976]「地域史研究の課題」(『日本史研究の方法』、岩波書店〈岩波講座日本歴史 別巻2〉)、山本英二 [1990]「浪人・由緒・偽文書・苗字帯刀」(『関東近世史研究』28 所収)など。
- ^ 藤田 覚、1989、『天保の改革』、吉川弘文館(日本歴史叢書) ISBN 4-6420-6538-5
- ^ 白井[1997: 100]
- ^ 白井[2004: 4]
- ^ 杉本[1999: 154-155]
- ^ 白井[2004: 64]。例えば川村[1990]や杉本[1999]。
- ^ 白井[1997][2004]など
- ^ 井上[2000]
- ^ 以上、研究史に関して白井[1997: 99-100][2004: 64]による。
- ^ 本節の記述は藤本[1985]による。
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