日本周辺の資源量
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/30 17:50 UTC 版)
日本付近の群れは産卵場所と生育場所が異なる「日本海北部系群」「根室海峡」「オホーツク海南部」「太平洋系群」に分けられる。 独立行政法人 水産総合研究センターの報告によれば、スケトウダラ太平洋系群の資源量は、1981年から2005年度までは約90万トン~130万トン程度の範囲で増減していたが、1993年度以降急減し2006年度以降も減少傾向が続き2010年度は、83万トン程度と推定されている。0歳魚の新規加入量の多かった年は、1981,1982,1991,1994,1995,2000であるが、1996年以降は概ね新規加入量/親魚の比率が低い値で推移している。 日本周辺での漁獲量減少は、乱獲が指摘されているほか、対馬暖流の強勢や水温の上昇による回遊経路の変化から産卵海域が縮小している可能性も報告されている。
※この「日本周辺の資源量」の解説は、「スケトウダラ」の解説の一部です。
「日本周辺の資源量」を含む「スケトウダラ」の記事については、「スケトウダラ」の概要を参照ください。
- 日本周辺の資源量のページへのリンク