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日本コロムビア株式会社とは? わかりやすく解説

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日本コロムビア株式会社

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 08:40 UTC 版)

デノン」の記事における「日本コロムビア株式会社」の解説

1963年昭和38年)、放送機器製作していた日本電気音響日本コロムビア吸収合併されたことにより、日本コロムビア放送機器取り扱うことになった当時日本コロムビア音響設計部門には、旧電音の三鷹事業所と、1910年明治43年10月1日発足した日本蓄音機商会として続いてきた川崎事業所存在していた。三鷹事業所業務用回転機器ダイレクトドライブターンテーブルやオープンリールテープレコーダーを担当し川崎事業所ではテレビ電蓄ステレオのほかに、ウクレレエレキギターマリンバなど楽器類、家庭用クーラー冷蔵庫などの白物家電1970年代初頭まで製造販売していた。 1970年代日本Hi-Fi市場隆盛し、三鷹事業所デンオン放送業務用機器MCカートリッジDL-103や業務用回転機器技術応用した民生用オーディオ機器を、プロフェッショナルオーディオブランドとして訴求した。この時代で最も有名なモデルはDP-3000ダイレクトドライブターンテーブルやDH-710オープンリールテープレコーダーなどである。川崎事業所はハイファイオーディオアンプやチューナースピーカーなどをデンオンブランドで発売した合併から20年目を迎えた1983年三鷹事業所福島県白河市拠点移し白河事業所」として稼働開始。また分社化の際、「デノン白河工場」→「D&M白河ワークス」に名称変更し、現在もデノン主要製品がこの工場製造されている。 1970年代から1980年代にかけてポータブルレコードプレーヤーやカラオケ機器モジュラーステレオなどのゼネラルオーディオ機器は、OEM供給した日立製作所HITACHI ブランドLo-Dブランドで、三菱電機では DIATONE ブランドやJEAGAM(ジーガム)ブランドそれぞれ販売したカラーテレビ家庭用ビデオデッキ日立からOEM供給受けてコロムビアブランドで、90年代からは大型テレビのみDENONブランド1995年頃まで販売したまた、1995年頃から1998年頃までシャープからカラーテレビCDラジカセポータブルMDプレーヤーOEM供給を受け、前者はコロムビアブランド、後者DENONブランドそれぞれ販売していたことがある乳幼児情操教育向上を目的として1974年発売されたポータブルレコードプレーヤー「てんとう虫」(SE-8)を皮切りに電子オルガン内蔵型ポータブルレコードプレーヤー「ラララ」、カセットデッキ・ラジオ内蔵型ポータブルレコードプレーヤー「コンビ」、そして1979年発売の「うたうパンダ」(SE-7M)と言った後世に残る製品次々と生まれた。また1980年3月発売されたポータブルレコードプレーヤー「フリースタイル」(GP-3)はアナログレコードからCD世代交代していく中でも細々生産続けられていたが、1995年リリースされスピッツシングルロビンソン」のMVジャケット小道具として使用されたのがきっかけ派生モデル生産されるほどの絶大な人気呼びデノンへの分社化以降2005年頃まで製造された。また2019年12月には太知ホールディングスより本機復刻版「GP-N3R」として、ディーアンドエムホールディングス了承のもと、カートリッジオーディオテクニカ製のVM型に、ターンテーブル駆動部をアイドラードライブからベルトドライブそれぞれ変更しイヤホン端子ステレオヘッドホン繋げステレオ再生が可能とするなど一部仕様変更した上で製造および販売開始している。 ポータブルレコードプレーヤー「フリースタイル」(GP-3) DENON特長製品は、1972年昭和47年)に世界で初め実用化したPCMレコーダー「DN-023R」である。NHK1960年代後半PCMレコーダー試作をしており、NHK放送技術研究所試作機見た日本コロムビア録音部幹部自社開発企図した。標本化周波数 47.25kHz、量子化ビット数 13bit で誤り検出訂正実用化したPCMプロセッサー開発し電気株会社製のヘリカルスキャン方式2インチVTR改造したテープレコーダ部分実装した。画面を見ながらカミソリテープ切断する手切編集」が可能だった1980年代は、栃木県真岡市子会社のコロムビアマグネプロダクツ株式会社がオーディオカセットテープ(コンパクトカセット・DATカートリッジ)を製造していたが、1990年代末に撤退し子会社解散した。 7L-10 オープンリール・モノラルテープレコーダー

※この「日本コロムビア株式会社」の解説は、「デノン」の解説の一部です。
「日本コロムビア株式会社」を含む「デノン」の記事については、「デノン」の概要を参照ください。

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