断号作戦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 14:49 UTC 版)
当時日本の同盟国であったドイツが降伏した後、行き場を失ったドイツ海軍の秘密実験艦(後の伊507)を密かに受け入れ、その乗員を保護し第三国への脱出を手配する代わりに、同艦が有する特殊兵器の技術供与を受けるという作戦。ドイツ艦からの申し出を日本海軍が受ける形で始まった作戦だが、肝心の「特殊兵器」であるローレライシステムの一部を、日本に到着するまでに紛失(文中では投棄)してしまうというドイツ側の失態のために、正式には中止となった作戦である。 しかし浅倉大佐はこの作戦中止を見越して、予め独自の計画を進めており、「断号作戦」が中止になった後は、自らの立場を利用して関係者に中止を撤回したと思わせ、この特殊兵器を持つ潜水艦を独自の計画に利用したとされている。
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