しょ‐えん【所縁】
ゆかり【▽縁/所=縁】
所縁
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/14 06:58 UTC 版)
エラムの神フンバンと関わりがあると言い、フンババの名前と役割はヘレニズム時代のシリアに伝わる伝説の守護霊コンバボスに継承されているという。フンババを自然神と捉えたとき、彼が棲んでいた杉森の位置から推測するとシリア地方かアナトリアの神であることが頷かれており、その場合ギリシアの女神であるキュベレーとヒッタイトの女神クババに類似することを注目されている。 切断されたフンババの頭部は美術表現に用いられ、じっと見据える目ともじゃもじゃのひげと髪の毛は邪気祓いとしての役割を担っていた。この「切断されたフンババの頭部」という表現はバビロン第1王朝からネオ・アッシリアまで継続して見られ、そしてアケメネス朝の支配とともに衰退していったが、ギリシアのペルセウスの物語の中に類似性を見つけることができる。この場合メドゥーサの頭部がフンババのそれと同じ役割を果たしており、神話の中でペルセウスは、やはりメドゥーサの頭部を皮の袋に収納した。またジュディス・マッケンジー(Judith McKenzie)は、ナバテア王国のペトラのフリーズ (建築)に「フンババを見つけた」と主張している。
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