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じょう‐きょう〔ジヤウキヤウ〕【状況/情況】

読み方:じょうきょう

移り変わる物事の、その時々のありさま。「—を見きわめる」「周囲の—」


情況

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/28 03:51 UTC 版)

情況 変革のための総合誌
愛称・略称 情況
ジャンル 総合雑誌
刊行頻度 季刊
発売国 日本
言語 日本語
定価 1500円(本体1364円)
出版社 情況出版
発行人 塩野谷恭輔
雑誌名コード 05367
刊行期間 1968年 -
ウェブサイト 情況出版 “変革のための総合誌”
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『情況』(じょうきょう)は、日本の季刊総合雑誌情況出版株式会社が発行。

概要

創刊は1968年と古く、当時は新左翼系論壇誌として刊行されていた。現在は、「オピニオンのステージをひらく 変革のための総合誌」とサブタイトルを付け、人文・社会科学系の総合誌として、政治思想などをテーマに独自の地位を築いている。

歴史

母体は、第二次ブント分裂後の「情況派」(共産主義者同盟再建委員会、のちに「遠方から派」と「游撃派」に分裂)と言われるが、創設者で東京大学新聞の編集などを経験していた古賀暹によれば、党派とは独立した、ジャーナリズム、「理論誌」として設立されたとのことである。1968年創刊の『情況』は、廣松渉が当時の金で100万円援助して、創刊されたものだという。古賀によれば、一旦断ったが、廣松が、喫茶店で上半身の服を脱ぎ、さらしから100万円を出し、「男が一度出した金を引っ込めることはできない」と言われたことから、創刊を決意したという[1]。知識人と運動家との混成による多様な執筆陣を抱え、全共闘運動砂川闘争三里塚闘争公害問題など国内社会運動が特集された。さらに、中国ソビエトなど世界史的視野も含めて、当時の社会運動の多面的広がりを反映させていた。また、それらの運動を土台に、天皇制ナショナリズムマルクス主義旧優生保護法女性解放運動アイヌ沖縄朝鮮などを取り上げ、「近代」自体を問い直すメディアとして、運動・闘争の中心的役割を果たしていた。現在は、創刊当時の学生運動・社会運動を振り返りつつ、キャンセルカルチャーメンタルヘルス宗教問題ウクライナ侵攻大麻ポピュリズムコロナ禍、現代右翼研究など、時代に合わせた社会問題を扱い、更には、漫画文学映画音楽TwitterVTuberなど、流行カルチャーとも連動させた誌面を構成している。2022年、第5期休刊を皮切りに、20代を中心とした若手編集委員へ世代交代が行われ、第6期へと移行した。

年表

  • 1968年 - 8月1日、月刊『情況』創刊、1976年に休刊。
  • 1990年 -『情況 第2期』刊行開始、2000年終刊。
  • 2000年 -『情況 第3期』刊行開始、2011年終刊。この間、2007年に隔月刊となるが、2008年春より月刊に戻る。2010年頃より再び隔月刊となる。
  • 2011年 -『情況 第4期』刊行開始、2018年終刊。この間15年5月号より再度月刊となる。2015年12月発売の2016年1月号より隔月刊に戻る。2017年春号より、季刊(1・4・7・10月各15日発行)となる。
  • 2018年 -『情況 第5期』7月より刊行開始、2022年休刊。
  • 2021年 - 創刊号から101号までが「復刻版『情況』」として不二出版より発売されることが発表された。
  • 2023年 -『情況 第6期』2月より刊行開始。

主な寄稿者

創刊から現在に至るまでの主な寄稿者、インタビュー登場者などを列記する。

バックナンバー

第1期

  • <特集>世界革命の思想 ゲリラと都市暴動(1968年8月創刊号)
  • <特集>初期マルクスの評価をめぐって <第2特集>ヨーロッパ急進主義(1968年9月号)
  • <特集>農民叛乱 成田・砂川の闘い(1968年10月号)
  • <特集>大学叛乱 批判大学論(1968年11月号)
  • (1968年12月-1969年1月号)
  • <特集>ドル・ポンド・フラン危機と現代帝国主義(1969年2月号)
  • <特集>大学闘争論(1969年3月号)
  • <特集>叛乱は拡大する(1969年3月臨時増刊号)
  • (1969年4月号)
  • (1969年5月号)
  • <特集>都市暴動 大学占拠と反戦(1969年6月号)
  • <特集>大学を告発する(1969年7月号)
  • <特集>世界諸帝国主義の現段階(1969年8月号)
  • <特集>ファシズム論(1969年9月・10月号)
  • <特集>60年安保と70年決戦(1969年11月号)
  • <特集>10・11月決戦から70年へ(1969年12月号)
  • <特集>70年代闘争への展望(1970年1月号)
  • (1970年2月・3月号)
  • (1970年4月号)
  • (1970年5月号)
  • <特集>ノンセクト・ラディカルの軌跡(1970年6月号)
  • (1970年7月号)
  • (1970年8月号)
  • <特集>70年代と先進国叛乱の思想(1970年9月号)
  • (1970年10月号)
  • <特集>市民社会と階級形成(1970年11月号)
  • <特集>〈革命〉の神話 ファシズム(1970年12月号)
  • (1971年1月号)
  • (1971年2月号)
  • (1971年3月号)
  • (1971年4月号)
  • (1971年5月号)
  • (1971年6月号)
  • <特集><問い>と<暴力>とマルクス主義(1971年7月号)
  • (1971年8月号)
  • <特集>結社と組織(1971年9月号)
  • (1971年10月号)
  • <特集>ゲリラと武装闘争(1971年11月号)
  • (1971年12月号)
  • (1972年1月号)
  • <特集>アナキズムと現代(1972年2月号)
  • <緊急特集><戦士>への抑圧と反撃の論理(1972年3月号)
  • <緊急特集><政治>の中の死(1972年4月号)
  • (1972年5月号)
  • (1972年6月号)
  • 200枚一挙掲載 吉本隆明の世界・中村文昭(1972年7月号)
  • <特集>武装と人民(1972年8月号)
  • <特集>近代科学技術の宿命(1972年9月号)
  • (1972年10月号)
  • (1972年11月号)
  • <特集>ー和人(シャモ)ー日本人(チョッパリ)ー大和人(ヤマトンチュ)(1972年12月号)
  • <特集>実存・物象化・共同主観(1973年1月号)
  • <特集>刑法改悪と警察国家(1973年2月号)
  • <特集>国家の起源と言語・文化(1973年3月号)
  • <特集>弾圧は分断されたものをひとつに結集させる(1973年4月号)
  • 連合赤軍の軌跡ー獄中書簡集(1973年5月号)
  • <特集><生>か<政治>か抑圧社会の根基を視よ(1973年6月号)
  • <特集>草莽・攘夷・千年王国(1973年7月号)
  • <特集>宗教批判と国家🔛社会(1973年8月号)
  • <特集>天皇信仰と土俗宗教(1973年9月号)
  • <特集>新左翼労働戦線(1973年10月号)
  • <特集>天皇制(1973年11・12月合併号)
  • <特集>疎外・物象化と『ドイツ・イデオロギー』(1974年1月号)
  • <特集>危機の時代と差別・抑圧(1974年2月号)
  • <特集>大衆運動・党派・知識人(1974年3月号)
  • <特集>国民春闘批判(1974年4月号)
  • <特集>「資本論」ーその現代的位相(1974年5月号)
  • <特集>ルカーチ「階級意識論」とその時代(1974年6月号)
  • <特集>現代民族主義派運動批判(1974年7月号)
  • <特集>74年・深化する社会叛乱(1974年8月号)
  • <特集>保安処分体制批判(1974年9月号)
  • 虚構と作為 70年代フレームアップの構造(1974年10月号)
  • 「臨時増刊」 生産管理闘争ー資料戦後革命(1974年10月)
  • <特集>教育叛乱ーその原点と現在(1974年11月号)
  • <特集>「ドイツ・イデオロギー」の成立と共産主義の地平(1974年12月号)
  • 朴政権の価値体系と韓国の民衆/日本帝国主義と朝鮮/「ド・イデ」と自己疎外論の超克/原蓄論と個体的所有(1975年1・2月号)
  • (1975年3月号)
  • <特集>戦後価値意識の再検討(1975年4月号)
  • <特集>世界叛乱の新地平(1975年5月号)
  • <特集>国家論への一視角(1975年6月号)
  • 「臨時増刊号」総特集 国家原罪としての天皇制(1975年6月)
  • <特集>現代科学論の里程標(1975年7月号)
  • (1975年8月号)
  • <特集>政治・暴力・革命(1975年9月号)
  • (1975年10月号)
  • (1975年11月号)
  • (1975年12月号)
  • (1976年1月号)
  • 支配の危機と先行する改悪刑法(1976年2月号)

第2期

・<特集>二十世紀後期のマルクス主義(1999年8・9月号)

第3期

第4期

  • <特集>安倍政権批判(沖縄・福島・秘密保護法)<特集>国家論 <特集>書評『スターリン「回想録」』山田宏明著(2014年1.2月合併号)
  • <特集>白井聡「永続敗戦論」(2014年3.4月合併号)
  • <巻頭特集>台湾(東アジア)<特集>労働 <特集>書評 大谷恭子著『共生社会へのリーガルベース』(2014年5.6月合併号)
  • <巻頭特集>ウクライナ問題 <特集>資本とは <特集>書評1 室伏志畔著『誰が古代史を殺したか』(世界書院)(2014年7.8月合併号)
  • <巻頭特集>東アジア <特集>天安門事件25周年(2014年9.10月合併号)
  • <特集>「イスラム国」運動の背景――世界大戦の現段階(2014年11.12月合併号)
  • <特集>日本の官僚制批判(2015年1.2月合併号)
  • <特集>学生(2015年3.4月合併号)
  • <特集>イスラムIS事件(2015年5月号)
  • <特集>全人代とは何か <書評特集>前田朗『ヘイトスピーチ研究序説』(三一書房)(2015年6月号)
  • <特集>4・28シンポジウム全記録 <特集>ピケティー『21世紀の資本』(2015年7月号)
  • <特集>安保法制――安倍政権といかに闘うか <特集>現象学(2015年8月号)
  • <特集>ウクライナ危機(第1回)(2015年9月号)
  • <特集>戦後70年安倍談話――日韓条約50年 <特集>書評:菅孝行『天皇制論集』第一巻『天皇制問題と日本精神史』(御茶の水書房)(2015年10月号)
  • <巻頭特集>新日米同盟と沖縄・女性の自己決定権 <特集>書評:市田良彦著『存在論的政治』(2015年11月号)
  • <特集>科学技術政策と大学改革(2015年12.2016年新年合併号)
  • <特集>柄谷行人<特集>白井聡『戦後の墓碑銘』書評(2016年2.3月号)
  • <特集>チェルノブイリ事故30周年 <特集>学生運動特集、20~40代からの提案(2016年4.5月号)
  • <特集>張一兵『レーニンへ帰れ』(書評特集:第1弾)<特集>ヘーゲル大論理学(概念論刊行200年)(2016年6.7月号)
  • <特集>沖縄シンポ報告 <特集>世界経済−−ドル体制の破局(2016年8.9月号)
  • <特集>トランプ・ショック <特集>16年テーゼ(2016年12月号)
  • <特集>ゼロベースで見なおす 日米安保と日本人(2017年春号)
  • <特集>唯物史観からエコロジーへ 彼ら彼女らは、こぞって赤から緑に思想展開をとげた!(2017年夏号)
  • <特集>ロシア革命100年(2017年秋号)
  • <特集>激動の東アジア 朝鮮核ミサイル戦争前夜(2018年冬号)

第5期

  • <特集>ひん死の論壇を再生する 民主主義の危機は、論壇の衰退に顕われている(2018年夏号)
  • <特集>ポスト68の思想的課題(2018年秋号)
  • <特集>壊れゆく大学 入試直前 志望校見直し対策号 <特集>デヴィッド・グレーバーの『負債論』を論じる(2019年冬号)
  • 政治の季節がやってきた!書を持って街に出よう(2019年春号)
  • <特集>政治とは経済なのである MMT(現代貨幣理論)をめぐって(2019年夏号)
  • <特集>Legalize it! さあ、そろそろ大麻の話をしよう(2019年秋号)
  • <特集>ポピュリズムの時代(2020年冬号)
  • 白井聡 責任編集>(2020年春号)
  • <特集>CORONA COLONIAL コロナに侵犯された世界の現在と未来を生きるために(2020年夏号)
  • <特集>現代右翼の研究(2020年秋号)
  • <特集>アジール──自由/癒し/逃避の空間(2021年冬号)
  • <特集>国防論のタブーをやぶる(2021年春号)
  • <特集>DON’T TRUST OVER 40 青年たちは糾弾する(2021年夏号)
  • <特集>内外の友人たち ガイコクジン・ハーフの話を聴け!(2021年秋号)
  • <特集>連合赤軍半世紀後の総括(2022年冬号)
  • <特集>キャンセルカルチャー 取り消す権利に指標はあるか?<第2特集>プーチンの戦争を止めろ!(2022年春号)
  • <特集>激論! ロシア・ウクライナ戦争 <第2特集>帰ってきた「魔女」 重信房子(2022年夏号)

第6期

  • <特集>宗教 聖なるものとテロルの時代(2023年冬号)
  • <特集>動物 お肉か癒しか同胞か(2023年春号)
  • <特集>音楽(2023年夏号)
  • <特集>メンタルヘルス(2023年秋号)
  • <特集>パラレルワールド(2024年冬号)
  • <特集>(2024年春号)
  • <特集>トランスジェンダー(2024年夏号)
  • <特集>社会保障改革と減税(2024年夏号)
  • <特集>戦後80年の〈症状〉(2024年夏号)

その他の媒体

紙媒体での発行を続けているが、2021年より、YouTubeチャンネルでの発信を開始した。

  • 「情況放送」 - 公式YouTubeチャンネル。2021年投稿開始。

歴代編集長

  • 古賀暹 - 第1期・第2期「情況」編集長
  • 大下敦史 - 第3期・第4期「情況」編集長
  • 横山茂彦 - 第5期「情況」編集長
  • 菅原秀宣 - 第5期「情況」主幹
  • 塩野谷恭輔 - 第6期「情況」編集長

脚注

  1. ^ 荒岱介『破天荒な人々 叛乱世代の証言』彩流社 2005 収録の古賀暹インタビュー

外部リンク


情況

出典:『Wiktionary』 (2021/08/21 00:18 UTC 版)

名詞

じょうきょう

  1. 状況」の別表記

「情況」の例文・使い方・用例・文例

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