応用デバイス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/10 05:36 UTC 版)
「有機電界効果トランジスタ」の記事における「応用デバイス」の解説
有機半導体でトランジスタを作成するメリットとして、無機トランジスタと比べて軽量であることや、インクジェット法などの印刷プロセスを導入することで大面積で低コストな電子製品が作製が可能になること。また、有機系材料ゆえの柔軟性のあるトランジスタができることが挙げられる。2007年5月、ソニーはフルカラーで動画表示可能、さらにプラスチック基板上に作成されているために折り曲げることが可能であるOFETで駆動された有機ELディスプレイを世界で初めて試作したと発表した。東京大学では柔軟性という特徴を利用した「曲げられるシート型スキャナ」を試作し、これはスキャナしにくい本の曲がったページでもフィットして取り込むことができる。他にも、フレキシブルな電子ペーパーや液晶ディスプレイ、人工皮膚や低価格なRFIDタグなどの実用化が研究されている。赤外線を可視光に変換するデバイスも開発が進められている。
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