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影響を受けた作家・作品とは? わかりやすく解説

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影響を受けた作家・作品

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 08:10 UTC 版)

宮崎駿」の記事における「影響を受けた作家・作品」の解説

アーシュラ・K・ル=グウィンアーシュラ・K・ル=グウィン」および「ゲド戦記」も参照 ファンタジー要素含まれ作品作る上で指輪物語』を厳しく批判する一方アーシュラ・K・ル=グウィンの『ゲド戦記』からの影響をしばしば公言し、「シュナの旅」などの作品現れている。1976年翻訳版が出た直後から読み始めて以降片時も手放さず何時でも読める様に寝るときも枕元に『ゲド戦記』を置いていたという。後年ル=グウィン面会した時には自分今まで作ってきた作品には全てゲド戦記』から影響され部分があると語っている。 サン=テグジュペリアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ」も参照 フランス作家アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ愛読者であり、とくに『人間の土地』を何度も読んでいる。様々な著名人思い入れのある土地旅するNHK番組世界・わが心の旅』(1998年放送分)の企画宮崎は、サン=テグジュペリ時代飛行機航空郵便パリからトゥールーズ、さらにスペイン経由サン=テグジュペリ所長務めたカップ・ジュピー飛行場跡(モロッコ)まで訪れており、この中でサン=テグジュペリに一番影響受けている」と発言している。サン=テグジュペリ当時危険だった郵便機乗りとしての経験通じ作品の中で「生命より尊いものがある」と断言したことなどに共感しめしている。その時描かれた絵がのちに新潮文庫の「夜間飛行」「人間の土地」の表紙使用されているほか「人間の土地」の解説書いている。 中尾佐助中尾佐助」および「照葉樹林文化論」も参照 網野善彦網野善彦」も参照もののけ姫』には、従来日本中世史ではあまり語られてこなかった、たたら(鑪・鈩)製鉄技術者集団馬子運送業者ハンセン病患者登場し女性産業担い発言権持っている描写や、「天朝さまとはなんぞや。」と話す女性登場させるなど、網野善彦中世史観の影響強く窺える。この作品については、網野自身自著において「ずいぶん勉強した上でつくられている」と高く評価する。 レフ・アタマーノフ 宮崎はアタマーノフの『雪の女王 (1957年の映画)』を見た時に、「目の上ライン実線で描くが下の所には色線を描くというのを見てこういう眼差し優しくなる描き方があるのかと驚嘆したそれまで上下両方とも実線繋げた切れ長の目描いていたが、そこから抜け出すヒント雪の女王中にあった。外国人がなんで日本のアニメーションはみんな目の線が切れているんだと言うけれど、僕ら雪の女王から貰った。」と語っている。また、本当に見事に一筋想い貫いてそれを力にしてカイ取り戻そうという、ゲルダそういう想い描こうとする時にアニメーションというのは表現方法として非常に可能性持っているんだなと見た時に思ったアニメーションは貫く想いを描くのに向いていて、それこそ自分がやりたかったものなのではないか思った。だから色々な映画見たアニメーターになっていて良かった思ったのは雪の女王です。」と語っている。 上記以外の作品 20世紀のなかで最も影響を受けたものとして、ブルース・スプリングスティーン映画イージー・ライダー』、そしてジョン・フォード監督作品とりわけ荒野の決闘』を挙げている。そのほかにエーリッヒ・フロムの『自由からの逃走』、ノーマン・メイラーの『裸者と死者』、デヴィッド・リースマンの『孤独な群衆』、フリッツ・パペンハイムの『The Alienation of Modern Man』といった本からも影響受けた述べている。

※この「影響を受けた作家・作品」の解説は、「宮崎駿」の解説の一部です。
「影響を受けた作家・作品」を含む「宮崎駿」の記事については、「宮崎駿」の概要を参照ください。

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