だん‐あつ【弾圧】
弾圧
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/06 22:43 UTC 版)
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弾圧(だんあつ)とは、一般に支配者がその権力を用いて反対勢力を抑圧・抑制すること[1]。特に政治的支配層が国家権力(警察・軍事・司法)を用いて、強制的に反体制勢力を抑制しようする場合に、この用語が用いられる。一般に支配層はあらゆる機会を通して、被支配層を馴化しようとするため、いかなる政治体制であっても反対勢力の政治的影響力を抑止しようとする活動は見られ、その手法として教育、宣伝(広報)、説得などがある[2]。
概要
一般的には統治者による権力、暴力などの攻撃によってある個人や団体を精神的もしくは肉体的に圧迫する行為を指すが、被統治者側による弾圧も発生しうる。特に国営放送・国営新聞が、統治者側の介入時にはプロパガンダや情報操作によって、弾圧に手を貸すことが多い。弾圧は、個人や団体が自分たちの集団より劣っているという意識、あるいは無自覚ながら劣っているという思い込みが背景にあることが多い。
1948年12月10日に国連で採択された世界人権宣言、1976年採択された国際人権規約は、基本的人権の尊重を定義し、全ての権力が尊重すべき基本理念を提案することで、弾圧の根絶を目指すものである。
かつては社会には弾圧により階層化があるとする意見が支配的であったが、近年の研究でこの見解は否定されている。しかし、未だに一般的に広く使われており、弾圧や差別の存在理由として、暗黙のうちに認められていることが多い。
一方で、オウム真理教(アーレフ)のような破壊的カルトが、当局による違法行為取締・活動規制を「国家権力による弾圧であり信教の自由の侵害」として非難・自らを正当化する事例も見られる。しかし、公安警察官が勝手に転んで見せ、公務執行妨害罪と難癖をつけ目の前の相手を逮捕する「転び公妨」など、相手によってはどのような手法も許されるとする当局側の姿勢が、このような批判を生んでいることも事実である。
逆に言えば、相手が社会的に絶対悪と印象づけることができれば、弾圧と言える行為であっても、多大な支持を集め、むしろ積極的に民衆を弾圧に加わらせることが可能である。それに対する批判が、たとえ不当な弾圧を法的に批判したものであっても、絶対悪に味方したゆえの批判と断定し、容易に退けられるのである。弾圧がエスカレートするかどうかは、こうした「場の空気」に合ったものかどうかがかなり影響する。
脚注
- ^ goo国語辞典「弾圧」
- ^ 世界大百科事典「弾圧」 コトバンク
関連項目
- 人権蹂躙
- 差別
- 帝国主義
- 全体主義
- 検閲
- 日本における検閲
- 革命
- レジスタンス運動
- ダブルスピーク
- 場の空気
- 六四天安門事件
- 暗黒の5月事件
- 2010年タイ反政府デモ#暗黒の土曜日
- 殉教
- 棄教
- 禁教令
- ファリサイ派
- 公開処刑
- 粛清
- 恐怖政治
外部リンク
- 永田町焦点街「朝日新聞、6年前と同様の攻撃-意図的で強引な取材 1種の言論・思想弾圧ではないか」月刊自由民主2005年2月号(見出しのみ)
弾圧
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/03 07:17 UTC 版)
1942年(昭和17年)6月26日早朝に、ホーリネス系の教職社97名が治安維持法違反の嫌疑で全国一斉検挙された。きよめ教会では62名が検挙された。 1943年4月7日文部省は、第九部は第六部と共に、宗教団体法に基づいて教会設立認可の取り消し処分と、教師については辞任させることを日本基督教団富田満総理に通知した。それを受けて、教団は4月9日に獄中にある教師たちと家族に、自発的に辞職するように求めた。辞任しなければ、権限により身分を剥奪する旨を伝えた。このようにして、きよめ教会は事実上消滅する。 詳細は「ホーリネス弾圧事件」を参照
※この「弾圧」の解説は、「きよめ教会」の解説の一部です。
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弾圧
「弾圧」の例文・使い方・用例・文例
- 弾圧された人びとは自由をよこせと叫んだ。
- 専制君主は人民を弾圧した。
- 政府は少数派を弾圧した。
- 政治運動を開始[弾圧]する.
- 政府は徴兵に反抗する者を弾圧した.
- 軍事政権は左翼の政党を容赦なく弾圧した.
- 人々を弾圧するために極端な恐怖感を使用する(特に政治的理由で)
- 彼の野蛮な振る舞いの原因は、弾圧的な集会に対する抗議によるものだった
- 彼女は弾圧的にその事務所を統括する
- 軋轢のある派閥を含むことは弾圧的である必要がある
- 剥奪、弾圧またはテロのせいで人生が極めて不運である架空の舞台について述べているフィクションの作品
- 弾圧的な未来的なコンピュータ化された社会を含んでいるテンポの速いSFのジャンル
- きつい肉体的苦痛を受ける人(通常罰または弾圧のために)
- 米国の作家で、その作品がアフリカ系アメリカ人の弾圧に関与した(1908年−1960年)
- 略奪や弾圧、恐怖の影響で人々の生活状況が非常に劣悪な状態
- 個人の苦役、監禁、弾圧からの自由
- フランス革命時のジャコバン党政権による弾圧政治
- 弾圧を受けて改宗する
- 江戸時代において,宗旨改めという,キリシタン弾圧のための制度
- 為政者が反政府運動に下す激しい弾圧行為
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