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引退と予期せぬ復帰とは? わかりやすく解説

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引退と予期せぬ復帰

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 00:26 UTC 版)

山崎照朝」の記事における「引退と予期せぬ復帰」の解説

1970年6月14日ヨルダンフセイン1世の妻・ムナ王妃、フェリアール王弟一行来日し極真会館滞在先である東京ヒルトンホテル訪問演武会を催し山崎添野義二組手を観た王室一行その実力・迫力驚嘆していた。同年第2回オープントーナメント全日本空手道選手権大会では、再び決勝リーグ戦を山崎・添野・長谷川一幸三者争われた。山崎と添野の対戦回し蹴り突きとの応酬となったが、2回の延長戦6分間)の後、山崎下段突き決めて添野に勝った続いて長谷川との対戦では試合開始から約20秒が経過し山崎間合い詰めてすり寄ってきたところ、長谷川絡み倒して下段正拳突きピタリ顔面止め一本となり山崎勝った長谷川は添野にも勝ち、長谷川優勝山崎準優勝終わった。 しかし第2回全日本選手権閉幕後、「相手投げ倒し決めにいけば、それで一本勝ちとする」というルール問題となっていた。長谷川は添野にも「巻き倒して決め下段突き」で一本勝ち得ている。他の試合でも同様な倒して決め下段突き」があまりにも多く、これがパターン化することを危惧して次回第3回全日本選手権から「『倒して決め下段突き』は動きに少しの無駄もなく、スムーズな一連の流れによる一動作でも“技あり”まで」とルール改正された。1971年大学卒業後、中日映画社入社しサラリーマンとして生活していくことになり、選手引退した1972年2月スペインカルロス皇太子ソフィア夫人来日したカルロス皇太子空手習っていたことから、極真会館副会長毛利松平当時衆議院議員)の仲立ち演武会が催された。同月21日大山倍達以下、大山泰彦山崎・添野・鈴木浩平三浦美幸佐藤勝昭磯部清次大石代悟、ハワード・コリンズなど黒帯茶帯20からなるメンバーが、赤坂迎賓館訪問基本稽古から各種試割りのあと、第1回全日本選手権チャンピオン山崎照朝第3回全日本選手権チャンピオン佐藤勝昭模範試合が行われるなど、国賓であるスペイン皇太子夫妻の前で数々空手の技を披露した同年の秋、選手引退していたもの大山倍達命令第4回全日本選手権2年ぶりに参戦決勝リーグ進出決め試合コリンズ対戦する戦前予想では山崎圧倒的有利と云われ、開始後、山崎左右強力な突き荒々しい投げ技なども繰り出し圧倒的な優勢進んでいた。大山茂は「もし、コリンズ逃げなければ山崎は倒すことができただろう。しかしコリンズはどうしても逃げ腰になってしまい、山崎攻めても、すぐ場外になってしまう。誰が見て文句なく山崎の勝ちだと思ったその時である。コリンズ右上回し蹴りが首を捉え山崎ガクっと膝をついてしまった。一瞬コリンズ信じられないような表情をしていた」と試合経過振り返っている。技あり取られ山崎残り時間必死反撃をするが試合終了しコリンズ勝利となったコリンズは「山崎センパイ勝てたのは偶発的なもの。決し実力ではなかった。にひとつの奇跡に近い勝ち方だった」とコメントし山崎は「負け負け言い訳できないよ」とそれぞれ語った長谷川試合山崎有利という戦前予想外れた結果となり、両試合敗因大山茂は「技と精神の関係」、大山泰彦は「天才ゆえの欠点」と分析している。

※この「引退と予期せぬ復帰」の解説は、「山崎照朝」の解説の一部です。
「引退と予期せぬ復帰」を含む「山崎照朝」の記事については、「山崎照朝」の概要を参照ください。

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