廃止後の交通体系(新十津川駅 - 石狩沼田間)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 05:32 UTC 版)
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「石狩線」、「北海道中央バス滝川営業所#滝川北竜線」、および「沼田町#バス」も参照 廃止区間には元々、札沼線を補完する形で滝川駅 - 新十津川駅 - 碧水市街 - 石狩沼田駅間などに国鉄バス石狩線が運行されており、これがそのまま代替輸送を担うこととなった。このため、石狩線は石狩沼田駅 - 碧水市街間を8本/日から24本に増便したことをはじめ、鉄道廃止区間各所と上徳富市街 - 滝川間の計6区間で計93本/日の増便を行い、滝川駅での列車接続を改善するなど利便性の高いダイヤへの改善が行われた。 石狩線はその後、1987年(昭和62年)4月1日から国鉄分割民営化により北海道旅客鉄道(JR北海道)自動車事業部の路線となり、2000年(平成12年)4月1日には分社化によってジェイ・アール北海道バスに引き継がれた。2003年(平成15年)3月1日には、ジェイ・アール北海道バスの空知地区撤退に伴い、北海道中央バスに移管され、当該区間の路線は滝川北竜線(滝川ターミナル - 碧水市街 - 沼田駅前間)となったが、2008年(平成20年)4月1日には運転区間が滝川ターミナル - 碧水市街間に短縮された。その後、2018年(平成30年)4月1日には滝川ターミナル廃止に伴い滝川駅への乗り入れが再開され、同年夏ダイヤの時点では下記の滝川駅 - 碧水市街間で4往復が運転されていた。 滝川駅前 - 橋本町 - 大和市街 - 雨竜 - 追分市街 - 和 - 北竜役場前 - 碧水市街 しかし、2010年(平成22年)に64,033人いた利用者は2019年(令和元年)には27,239人に減少した。また、運転手不足などから2020年(令和2年)に2度の減便を行い、2022年(令和4年)4月1日に路線廃止となった。 2008年(平成20年)の短縮により廃止された碧水市街 - 沼田駅前間は沼田町営バス北竜線となったが、2017年(平成29年)3月31日限りで定期便としては廃止され、他区間のスクールバスと統廃合した予約制バスの利用可能区間に指定されたが、翌2018年(平成30年)5月31日に、乗合タクシーに改組された。 (廃止時の状況)碧水市街 - 沼田駅前 - 厚生クリニック 沼田町営バス・北竜線 2017年3月現在、上下2往復(土休日運休)
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