廃止後の事件と刑事措置
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 23:10 UTC 版)
昭和天皇パチンコ狙撃事件 1969年1月2日、皇居でおこなわれた一般参賀で、奥崎謙三が昭和天皇に向かってパチンコ玉を発射。玉はいずれも昭和天皇の足元付近、バルコニーのすそかくしに当っただけだった。奥崎は、現行犯逮捕され、「暴行罪」(刑法第208条)で懲役1年6ヶ月の判決を受けた。 ひめゆりの塔事件 1975年7月17日、皇室としての第二次世界大戦後初の沖縄県行啓に際し、皇太子明仁親王(当時)および同妃美智子に、新左翼党派の各メンバー2人が、前を通過する病院(「白銀病院」)や潜伏していた洞窟(「ひめゆりの壕」)から火炎瓶やガラス瓶、スパナ、石を投げつけたテロ事件。皇太子および同妃や関係者に大きな怪我はなかった。 各々、「公務執行妨害」(刑法第95条第1項)並びに「礼拝所不敬罪」(刑法第188条第1項)及び「火炎瓶処罰法」違反で逮捕。「白銀病院」テロの2人には懲役1年6ヶ月、「ひめゆりの壕」テロの2人には懲役2年6ヶ月の実刑となった。
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