庭園と結婚式場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/02 03:02 UTC 版)
「宇都宮グランドホテル」の記事における「庭園と結婚式場」の解説
宇都宮グランドホテルは、広い庭園を有していた。この庭園は長らく面積約2万坪(≒6.6万 m2)と言われてきたが、下野新聞の報道によると、ホテル棟や庭園を含めた宇都宮グランドホテルの総面積は4万 m2であった。第14師団長を務めた鮫島重雄の別邸庭園の名残りを受け継いだもので、ソメイヨシノ、ボタンザクラ、明治天皇から下賜されたヤマザクラなどの四季の植物や京都から取り寄せた鞍馬石の灯籠・井桁などがあった。昭和の一時期は、近隣の小学校の遠足の目的地にもなった。 庭園には2つの結婚式場があった。1つは神前式の会場となる陽光殿で、江戸時代に宮大工が建築した八坂神社の拝殿を移築し、神殿として利用した。もう1つはチャペル式の会場となるルミエールであった。広い庭園そのものを式場とする「ガーデン人前式」を挙げることも可能で、開放感を求めるカップルが選んだ。挙式後の結婚披露宴はホテル棟内で行い、ホール、レストラン、割烹の各会場があった。最盛期の1970年代には年間450件の婚礼需要があったが、2010年代には100件に落ち込んでいた。
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