【尾翼】(びよく)
飛行機の尾部に取り付けられた翼。
一般的に水平尾翼と垂直尾翼の2つから構成され、機体の安定性を高めている。
B-2などのような尾翼がない機体は無尾翼機というが、安定性が悪いためフライバイワイヤーなどによるサポートは欠かせない。
関連:V尾翼
尾翼
尾翼
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/03/16 05:49 UTC 版)
全可動方式の昇降舵および方向舵を高剛性のテーパー付き大径CFRPパイプの胴体に接続したマスキュレアー1と同様の形態を踏襲した。平面形は昇降舵、方向舵ともに矩形で、胴体から下に突き出した特徴的な配置の方向舵の先端は、非常用の尾橇(テールスキッド)となっていた。また、ばねによる自動中立装置もマスキュレアー1から引き継いだ。
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尾翼
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/01/18 13:36 UTC 版)
水平尾翼、垂直尾翼は全可動式で、それぞれ昇降舵、方向舵としても機能する。尾翼保護のために胴体後部下面に橇が設置された。垂直尾翼は試験飛行開始早々に面積不足であることが判明した。また、昇降舵による操舵が過剰な傾向にあった。インペリアル・カレッジ・ロンドンでの改良により外皮は透明なポリエチレンテレフタレートのフィルムに変更された。
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尾翼
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 09:56 UTC 版)
上下方向に装備されるものを垂直尾翼、左右に伸びるものを水平尾翼と呼んでいる。垂直尾翼は、胴体に固定された部分を垂直安定板、その後ろの可動部分を方向舵(あるいはラダー)と呼ぶ。水平尾翼は同様に水平安定板と昇降舵(エレベーター)からなるのが一般的で、後者は主翼からの洗流(英語:「down・wash」)を考慮して、胴体への取付角度を水平よりやや上向きとしている。尾翼は一般に、モーメントを確保するために主翼から十分に離れた位置に置かれる。多くは胴体後端に設置されるが、胴体前部に設置した先尾翼機(エンテ型飛行機)もある。尾翼の構造は主翼に準じるが、主翼に比べ強度上の問題も小さく簡素である。尾翼(両方もしくは水平尾翼のみ)の無い飛行機は無尾翼機と呼ばれる。また、固定の水平安定板を持たず水平尾翼面全体が可動のフライング・テールと呼ばれる方式もある。この場合、水平尾翼はスタビレーター(スタビライザー + エレベーター)と呼ばれる。この方式は第一次世界大戦から現在まで、運動性を要求される戦闘機に採用されることが多い。一方、翼面全体が動翼となり効率が高いため、小さく軽い尾翼で済むという利点から小型機にも多く採用されている。亜音速から遷音速域を飛行するジェット旅客機で動力操縦装置を装備している機体には、トリム・タブが使用できないのと、昇降舵の舵の角度を大きく取ると、舵面の先端から衝撃波が発生して、操舵力が急に増加したり、舵の効きが低下するため、水平安定板の取付角度を飛行中に変化させて、昇降舵の操舵量を小さくする方式が採用されており調整式安定板と呼ばれている。この場合は、水平安定板は長期的なピッチ姿勢の安定(トリム)、水平尾翼は短期的なコントロールに使用する。 エレベーター(昇降舵)の動きとそれに伴うピッチング運動。 ラダー(方向舵)の動きとそれに伴うヨーイング運動。 大型ジェット旅客機エアバスA380の尾翼、赤色の部分が垂直安定板・桃色の部分が方向舵(ラダー)・青色の部分が水平安定板・水色の部分が昇降舵(エレベーター)。
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尾翼
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/06 05:48 UTC 版)
水平尾翼の翼幅は12.45メートル、垂直尾翼の高さは5.87メートルである。水平・垂直尾翼ともに前桁と後桁、外板、リブで構成されたボックス構造であり、ほとんどは複合材料製である。 水平尾翼は水平安定板と昇降舵で構成される。水平尾翼は在来機のような中央翼構造は持たず、左右の翼が胴体内で金具により結合されている。この結合部の前方にジャッキ・スクリューが取り付けられており、水平安定板の角度を変えてトリムを調整できる。水平尾翼と胴体との結合は、後桁に左右一か所ずつ設けられた金具とベアリングにより行われる。左右の昇降舵はアクチュエータを2か所ずつ備え、左右独立して駆動される。 垂直尾翼は垂直安定板と方向舵で構成される。垂直尾翼の最下部で胴体に結合されている。方向舵は水平安定板の後桁にベアリングで結合されており、アクチュエータにより駆動される。
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尾翼
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 03:27 UTC 版)
上下安定を保ち、昇降舵の役目を持つ水平尾翼と、左右安定を保ち、方向舵の役目を持つ垂直尾翼の二つに分けられる。構造としては主翼と変わらない。実用機と異なり、剛性確保や構造簡略化のため尾翼はどちらも全可動式である場合が多い。安定を保つ上で最も重要で、尾翼容積比と呼ばれるパラメータが参考にされる。翼形状には水平尾翼、垂直尾翼共にNACA0009などの対称翼型が多く用いられているが、水平尾翼については安定性や発進性能の向上の為に非対称翼型が用いられる場合もある。また尾翼の位置は飛行機の安定・操縦特性と機体の見た目に大きな影響を与え、特殊な形態としては、尾翼が主翼よりも前方にある先尾翼機や、尾翼が存在しない無尾翼機がある。
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「尾翼」の例文・使い方・用例・文例
- 尾翼
- 飛行機は滑走路で尾翼を左右に振った
- 飛行機を昇降させる水平尾翼の翼
- 固定され、昇降舵が蝶番で留められた、航空機の尾翼の組み立て部品である水平な翼
- 航空機の尾翼の水平尾翼と昇降舵
- 飛行機の尾翼に取り付けられて水平にコースを変えるのに使われる蝶番のついた垂直な回転翼
- 飛行機の垂直尾翼構造の一部分をなす安定板
- 飛行機の尾翼にある垂直の翼
- 垂直尾翼という,飛行機の尾翼の部分
- 飛行機の前尾翼
- 前尾翼と推進エンジンが主翼の前方に付いた飛行機
- 水平尾翼という,飛行機の飛行を安定させる水平の翼
- 尾翼の無い飛行機
- この凧には主翼と水平尾翼がある。
尾翼と同じ種類の言葉
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