小説版オリジナルキャラクター
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「マシュマロ通信」の記事における「小説版オリジナルキャラクター」の解説
ジンジャー 撮影するのが趣味な男の子。いつもカメラを持ってベストショットを狙っている。クラウドを気に入っている。バジルと写真対決をしたことがある。原作に登場するジンジャーとは別人。
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小説版オリジナルキャラクター
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「魔界戦記ディスガイア」の記事における「小説版オリジナルキャラクター」の解説
ヤスール ヴェスヴィオの妻で、ラハールの叔母。ジェニファーを超えるムチムチ。昔、ラハールを預かっていた時期があるらしく、そのころラハールを虐待していたようである。おかげでラハールはムチムチが苦手になってしまった。人間の血が流れているラハールが魔王であることが気に入らず、キラを使ってラハールを倒そうと画策する。鞭を使って戦い、実力はそこそこある。 ヴェスヴィオ 魔王クリチェフスコイの弟でラハールの叔父。ヤスールの夫。筋骨隆々の体にビキニと派手な蛍光ピンクのマントをしていて、一度見たら忘れられない。オカマ口調で話す。ヤスールには頭が上がらない。サクラにしつこく迫ったことがあるが、全く相手にされなかった。 シャス ヴェスヴィオ夫婦の娘で、キラの双子の姉。年はまだ幼い。楽しそうという理由でキラに体を貸していたが、キラのしていることに疑問を持ち、キラを拒否した。現在は、ラハールでよく遊んでいる。性格はハチャメチャで、魔王城にラハールを狙った危険な罠を悪戯で仕掛けたりしており、自身が仕掛けた罠が原因でラハールの幼児退行を起こす原因にもなってしまった。ラハールの悩みのひとつ。 キラ ヴェスヴィオ夫婦の息子で、シャスの双子の弟。実は死霊でシャスに取り付いている。かなり非情な性格でフロンとエトナの仲を裂こうとしたり、シャスを人質にしてラハールを倒そうとしたりと、なかなかの策略家。結局はフロンに浄化され、魔王暗殺未遂の罪をプリニーとして贖罪中。その期間は10万年以上で、サクラの事件の後はオゾンに連れられて天界で贖罪をするハメに。 ジェーン ゴートンとジェニファーの娘。死霊であるキラとシャスを見分けることができる。初登場時は10歳でゴードンと前髪が似ている以外はジェニファーを縮小化させたような姿で、「ON LOVE」下巻で再登場(この時15歳)した時は髪をツインテールにしてそばかすができ、思春期を迎えた為に、ジェニファーやゴードンに強く反発し、フロンに対しても酷く冷たく接するようになっていた。。10歳の頃にキラから自分を守ってくれた事をきっかけにラハールが好きになり、15歳になってもその恋心は変わっていなかった。 オゾン フロンの妹。天使には珍しく、愛より金派で、即物的と、姉と正反対な性格をしている。実家を家出中だった。魔王であるラハールに興味があり、フロンとよく姉妹げんかをする。天界との交換留学生として魔界に来ていたが、ラハールにふさわしい女になるためにキラを連れて天界へ一時帰った。 テール & エール フロンとオゾンの両親。父親のテールはとても爽やか、母親のエールは何時も笑顔を絶やさない。フロンを超える「愛戦士」で、彼らの家は愛の文字で溢れている。ラハールといつまでもフロンと仲よくして欲しいと約束をした。 ヴィジャン どこかの星の機械生命体で総数は数千万。かなりの強度で魔法を剣にかけないとまるで効かず、魔王剣を刃こぼれさせた。合体して「ヴィジャンロボ」になれるが、その姿は、元のヴィジャンを数百kmまで引き伸ばしただけである。圧倒的物量のため、ラハールとラミントンが協力しても倒せなかった。カーターのことを彼らを作った造物主と思い込んでいたが、現在は小さなフィギュアを持っていたフロンを造物主と思い込んでいる。 サクラ 珍しい剣を探して旅を続けている女性。女性だが、胸の小さい女が好き。和服を着て、腰にはカリバーンを鍛え直した正宗を携えている。剣を司るソードマスターで、魔法は使えないが、何百もの剣を同時に操ることができる。カリバーンとエクスカリバーをそろえることに執念を燃やす「剣マニア」。ラハールに匹敵する強さの上、自分の命を数人の天使兵に分けており、普通に倒しても止めをさせない。その実力で一度ラハールに勝っている。昔はラミントンの部下の天使で天使長だったが、天使は状況に応じて男と女が変わるため、ソードマスターとして目覚めた彼女は、男性要素が強くなってしまった。ラハールに負けた現在は、女性要素が一気に強くなり、ラハールに惚れて魔王城に居付いている。その後、ラハールとゼタの闘いの最中にエクスカリバーを手にした事で消滅したはずの男性要素が復活するが、その後剣に対する執着心が消え戦闘時と非戦闘時の性格の切り替えができるようになり、ラハールの完全な協力者となる。 グエン 千数百年前の人間界のある国の王の妻。ラハールが過去に来たときに出会った女性で、ラハールは彼女のことをやけに気に掛けた。実はラハールの母親で、王が持っていたエクスカリバーを手に入れるために襲ってきたサクラとともに未来の魔界へ行き、そこでサクラの奴隷になる。サクラの許から逃げ出したときにクリチェフスコイと出会いラハールが生まれた。
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小説版オリジナルキャラクター
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「絶対可憐チルドレンの登場人物」の記事における「小説版オリジナルキャラクター」の解説
威河 弘徽(たけかわ こうき) バベルの技術顧問として未来予知、セキュリティなどのシステムを構築した優秀なシステムエンジニアにして、特務エスパーの現場運用主任も務めていた人物。現在は退職して民間の超能力研究所(タケカワ・ラボ)を開いている。名前は竹河と弘徽殿女御に由来。 現在のバベルの特務活動を支えている、大人数の予知能力者による高精度未来予知システムの開発者。バベル所属時代は2人の特務エスパーを指揮していたが、皮肉にも彼が開発した予知システムが元となって当時の特務エスパーたちは過酷な労働を強いられることとなり、彼が指揮していた2人も過労による任務中の事故で命を落としてしまう。このことが彼の心に深い影を落とすこととなり、極端なエスパー保護思想を持つようになった。作中では落葉の稀有な能力を利用し、一般社会から離れたエスパーの特別自治区の設立を目的としたサイキック・テロを実行する。 落葉の育ての親であり、彼女が唯一信頼し慕う人物。計画の中枢を担う彼女の能力を大幅に増幅させるべく、不特定多数のエスパーとの精神感応による接続を可能とする装置「MEDUSAシステム」を開発した。落葉のことは自らの目的の為に利用しつつも、我が子同然に愛情を注ぎ大切に想っている。 MEDUSAシステムの接続対象とする為低超度エスパーを次々と誘拐し、捜査の為ザ・ハウンドとともにラボを訪れた皆本を拉致。彼にサイキック・テロを手段とした自らの理想を語るも否定され、落葉に命じ彼の洗脳を図るも、駆け付けたチルドレンによって阻止される。その後落葉の能力でバベルを襲撃、桐壷たちを人質に取りバベルのメインコンピューターを乗っ取ることでMEDUSAシステムの力をさらに強大なものとしたが、皆本たちと合流したリバティーベルズの活躍により誘拐したエスパーたちが解放され、システムの能力が失われる。計画の失敗を悟ると同時に皆本にブラスターを手渡し、エスパーの将来を預かることの重みを諭した。 直後、政府関係者に銃撃された落葉を庇い重傷を負うも、一命を取り留めた。逮捕後も獄中からエスパーの人権保護を訴え続けており、彼の支持者は急速に増えつつある。 落葉(おちば) チルドレンよりも更に年下で感情の乏しい少女。超度6の精神感応能力者であり、極めて微弱だが気流操作に特化した念動能力も持つ。名前は落葉の宮に由来。 その高い能力を恐れた両親から育児放棄されるが、自分を恐れる両親の心を精神感応で自らのことのように理解できた為に、両親を恨むことすらできず孤独の中で生きていた。自分を拾い育ててくれた威河を非常に慕っており、彼の望みを叶えることを生き甲斐としている。普段は一切言葉を喋らず、精神感応による思念波のみでコミュニケーションを取る。 精神感応で繋がった相手の能力を自分の能力に上乗せできる、稀有な合成能力を持つ。本来は多数の相手と繋がると、思念波のノイズの為に脳が焼き切れるほどの負荷を負ってしまうが、MEDUSAシステムのバックアップを受けたことで無制限での接続が可能となる。そのことで本来微弱であった念動能力が超度7以上にまで引き上げられており、その威力はブースト状態のチルドレンとほぼ互角。また、MEDUSAシステムの影響なのか、能力の応用技術も非常に高くなっており、薫と交戦した際には解禁状態の彼女を圧倒するほどの戦闘力を発揮した。 性格はとても穏やかで心優しく、敵として交戦していた薫が空中から落下した際は咄嗟に能力で助けるといった行動も見せた。また、誘拐された皆本との心の触れ合いを通じ、彼に対しても信頼を寄せ始める。 しかし、威河の計画始動後は彼に従い、サイキック・テロの実行者となる。本来の能力である精神感応により、エスパーと普通人を引き離そうとする威河の計画の問題点も、自分を救おうとする皆本の想いも全て理解していたが、最終的には自分にとって唯一大切な存在である威河に従う道を選んだ。皆本たちがパンドラとの共闘を経てバベル本部に乗り込んだ際には彼らの前に立ちはだかり、一度は完全解禁したチルドレンすら退けるものの、リバティーベルズの活躍によりMEDUSAシステムの機能が停止したことにより戦闘不能となる。その後皆本に説得され、共に威河を救うべく彼の許へと向かう。無事彼と再会するも、直後に銃撃された彼の姿を目にして初めて自分の声で彼の名を呼んだ。 最後は、威河が事前に仕掛けてあった都市破壊の竜巻を止めに向かったチルドレンを援護すべく、MEDUSAシステムのバックアップがない状態で合成能力を使用、脳に多大な負荷を受け全ての能力を失う。事件終結後は遠方の祖父母に引き取られることになり、チルドレンや皆本に見送られて旅立っていった。
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小説版オリジナルキャラクター
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「貧乏神が!」の記事における「小説版オリジナルキャラクター」の解説
※名前の読みは明確に判明していない限りそのまま表記する。 超絶不幸な少女 人並み外れた量の不幸エナジーを持ち、苦難に満ちた日々を送っている。周囲の人間を尽く不幸に巻き込んでしまうことからあだ名は「貧乏神」。ひょんなことから碇の人探しに協力させられる。昔酷く傷つけてしまった女の子のことをずっと気にかけている。 布袋 葵(ほてい あおい) 宣招学園女学院高等部1年の生徒。最初は超絶不幸な少女を「貧乏神」と陰口を叩いて嫌っていたが、あることがきっかけで、恋愛感情を抱くようになる。 7月11日生まれ。 茨木 紫 宣招学園女学院高等部の教師。1年のクラスを担任に持つ。 マーガレット・ボビー 高い霊力を持つ少女。アフロで褐色の肌。自らと母を捨て、日本で痴態を繰り返す父親を憎み殺そうともくろんでいる。アメリカ出身で日本についてのイメージがズレている。 怠惰な生活を送る大学生 その昔、研修中の紅葉のターゲットとなった男。典型的なダメ人間で紅葉に幸福エナジーを奪われた。
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小説版オリジナルキャラクター
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「BLEACHの登場人物」の記事における「小説版オリジナルキャラクター」の解説
小説版における主要人物。 痣城 剣八(あざしろ けんぱち) 声 - 佐藤拓也(BLEACH Brave Souls) 八代目「剣八」にして、かつての十一番隊隊長。本名は「痣城 双也(あざしろ そうや)」。 一見すれば細身の優男で、十一番隊の隊長羽織を纏っている。酷く無感動で無機質な性格であらゆる「無駄」を嫌い、死神はただ無心に魂のバランスを調整する歯車たるべきという思想を持つ。その思想ゆえ、人間の魂魄が虚になり得る要因を取り除く「魂魄改造計画」を四十六室の裁定を振りきって押し通そうとしたことで、現在は藍染惣右介も投獄されている「無間」の獄に繋がれている。一切の無駄を嫌う性格ゆえ、力を抑えて戦いを楽しむ更木剣八を嫌悪しており、更木を「剣八」と認めていない。 元はかつて鬼道に長けた貴族の出であり、その血ゆえか鬼道を主な戦闘手段に使い、九十番台の鬼道すらも使いこなす腕前。果ては融合した義骸を操り、九十番台鬼道の数十~数百発同時発動までも可能とする。完全虚化状態の一護と同等以上の力を持つシエンと更木二人を相手にして、なお「この程度か」と断ずるほどの実力を持つ。斬魄刀:『雨露柘榴(うろざくろ)』 常に【卍解】状態で使用された稀有な状態にあるため普段は刀を携えていないように見える。能力はあらゆる物質・生物との「融合」、及び「融合」した対象を同化・支配すること。その能力の範囲が、瀞霊廷全体に及ぶほどに拡大されている。本編ではほぼ恒常的にこの状態である。空気の刃を作り出し攻撃、空気と同化して攻撃の無効化・瞬時の移動、無機物・生物を支配し改造・自在に操作する、同化した空間内の状況が手に取るようにわかるなど、その万能ともいえるほど多彩かつ強力な能力は藍染惣右介の鏡花水月と比肩するとさえ言われている。ただしその強力な力故の『代償』がいくつかあり、中でもある種の特殊な力の攻撃に対して多大なダメージを喰らう弱点を持つ。また、ある理由から自我のある生物との同化は激しい拒絶反応が起こり、本人にもダメージが及んでしまう。 始解時は一切の無駄を省いた日本刀の形状をしているが、卍解状態によって融合した霊子を刀身に凝縮したこの始解状態こそが、双殛の矛すらも遥かに超越した痣城の持つ「最強の矛」である。更木剣八との打ち合いでは、霊圧が感じ取れない領域にまで到達した状態の彼と打ち合い、身体に大きな傷跡を残すほどの破壊力を披露した。 解号は不明。習得した状態で既に卍解まで発動可能だったため、痣城は未だに解号を知らない。 雨露柘榴(うろざくろ) 『雨露柘榴』の本体。黒い革帯で目を隠した扇情的な女の姿をしている。 痣城とは対照的に昂揚的な饒舌家で、痣城が語るような「無駄」を好む。あらゆることに関して痣城にからかうように接しているが、痣城には意に介されていない。その振る舞いは彼のピンチの状況にある度にそれを楽しむ節が見受けられ、「持ち主が危機を覚えるのが快感」だという理由で転身体を試作して間もない浦原と夜一に自身の能力を暴露していた。『雨露柘榴』の精神世界が能力により現実世界と融合しているため、雨露柘榴は精神世界の外に出ているが、痣城と会話をしている時には相手に認識されず、痣城が独り言を呟いているように見える。彼女のいる精神世界は痣城が「無駄」と判断した感情の掃溜めとして使われている。 刳屋敷 剣八(くるやしき けんぱち) 声 - 松田健一郎(BLEACH Brave Souls) 七代目「剣八」にして、数百年前の十一番隊隊長。 京楽や浮竹と同世代の死神で、二人とも親しく、零番隊からも勧誘されたが断ったというほどの猛者。当時、最上級大虚を相手取って倒した数少ない例外。裏表のない好戦的かつ豪放磊落な人柄と、『剣八』の名に恥じぬ強大な戦闘力によったカリスマで、十一番隊のみならず瀞霊廷全体から強い信頼を勝ち得ていた。『果し合い』を好み、強者の『果て』を見届けることを何よりも愉しみにしていた。痣城との果し合いで全力を発し切れず敗北し、彼に『剣八』の名を継承するが、その折に更木剣八のような存在が現れることを予見して死亡した。斬魄刀:『餓樂廻廊(ががくかいろう)』 卯ノ花烈の『肉雫唼』と同じ生物系の斬魄刀で、巨大な牙を生やす『口』を備えたヒグマほどの大きさの白い球形の生物を無数に召喚し、敵を食らい尽くす。卍解と言ってもおかしくないほどに強力な能力であるため、後述の理由から卍解を禁止されていても圧倒的戦闘力を発揮していた。 解号は「瑞祥屠りて生まれ出で 暗翳尊び老いさらばえよ『餓樂廻廊』(ずいしょうほふりてうまれいで、あんえいたっとびおいさらばえよ『〜』)」 【卍解】:餓樂廻廊(ががくかいろう) 名称は始解と同じである。半径数霊里を丸ごと飲み込むほどの巨大な『顎』を地より出現させ、生物・非生物を問わず刳屋敷以外の全ての存在を喰らい砕く。その能力は刳屋敷自身も制御が出来ず、敵味方の関係なく全てを巻き込んで食らう程の尋常でない力のため、四十六室から瀞霊廷内での使用を禁止されている。またその絶大な力ゆえの反動も大きく、使用すれば半年間は始解すら使用不能となる。小説版では、京楽によって名前が判明した。 ロカ・パラミア 第8十刃・ザエルアポロ・グランツによって生み出された破面の女性。 元々は無数の魂魄を人為的に寄り合わせ、人工的に大虚を造り上げるザエルアポロの実験台として生み出され、崩玉によって破面化する前は、純白の蜘蛛状の中級大虚だった。破面となった後は、顔の右半分が髑髏状の仮面で覆われた黒髪の若い女性の姿をしている。 ザエルアポロによって反膜の糸(後述)という固有能力を与えられており、糸の霊子供給を止める事で姿を消す事を始め、様々な特殊能力を発動することが出来る。 人工大虚という生い立ちや反膜の糸の特性ゆえに捕食や闘争といった本能・欲求が存在しない。また、ザエルアポロによって意図的に外部との接触を禁じられていたため感情が薄く、自らのことを道具としてしか捉えていない。しかし、ザエルアポロの目を盗んで友好的接触を図ったネリエル達にわずかに感化されており、時折自らの存在理由について思案することがある。 ドン・観音寺との出会いによって感情を得たことで、道具としてではなく自らのために能力を活かすことを考え始める。 原作本編に一度だけ無名の女破面として登場している。 小説「BLEACH Can't Fear Your Own World」にも登場し、ネリエルの頼みで魂魄がボロボロになっていた道羽根アウラを治療した。帰刃:『絡新妖婦(テイルレニア)』 他の破面と違い、自らの反膜の糸で斬魄刀を形成した後に帰刃する。帰刃後は仮面が消えた代わりに白い糸が包帯のように顔の右半分を覆っており、背中からは蜘蛛の足を思わせる4本の腕が生えている。反膜の糸を伸ばした範囲内に残されている霊子を解析し、過去に他人がその場所で使った技を自分の技として再現する能力を持つ。ただし完璧に技をコピー出来る訳ではなく、強力な技ほど身体にかかる負担も大きい。 解号は「踊り狂え『絡新妖婦』(おどりくるえ『〜』)」 能力『反膜の糸』 反膜を目に見えぬほど細く長く変化させたもの。『あらゆる物質と繋がり、霊力や情報を共有する』特性を持つ。その特性上、治癒や情報収集・防御といった性能に秀でる。反膜でありながらも、微細な糸という形状のため誰にも気づかれずに結界などに潜入させることが可能。反膜の外部からの干渉を受けない性質を利用し、反膜の糸を纏わせることで武装の防御性能の底上げも可能。この能力は痣城剣八の雨露柘榴の能力を参考に、ザエルアポロが研究を重ねたものである。 ピカロ 百人以上の子供破面から成る、類を見ない「群にして個」の破面。十刃落ちの1体で、No.102の番号を持つ。名前の意味は「悪戯小僧」。 大半が10歳前後の少年少女だが、中には人型でない者や第9十刃のアーロニーロのような頭部をした者、動物型の者も存在しており、姿に統一性は無い。個体ごとに個別の意識を持ち意識の共有もしているが、全体の頭の中身は子供と変わらない。あちこちに別れて行動しており、誰よりも自由に虚圏を飛び回る存在と言われている。 元はバラガンが退屈しのぎで配下に加えて、放置されていた。藍染が虚圏の王となった後に一時的に十刃に加えられたが、組織の一員として機能しないという理由から十刃落ちとなった。現世などで好き勝手しないように「水以外には無敵」という特性を持った虚のルヌガンガの力によって虚夜宮の一角に閉じ込められていたが、しかし藍染が去り、ルヌガンガもルキアに倒されたために解放されることとなる。 その後は時折遊び相手を見つけては壊れて動かなくなるまで遊び倒しており、作中では「目を付けられた力の無い者達にとって、彼らは日常の終わりを告げる悪夢の集団」と称されている。 元々は飢餓によって死んだ子供達の虚の群れから、共食いの結果生まれた1体の大虚であった。その生い立ちゆえに「死んだ子供の浮遊霊を保護し、子供の浮遊霊から転じた虚に自らの肉を分け与える」という行動を繰り返しており、その結果「群にして個」という性質を持つようになる。 小説『BLEACH Can't Fear Your Own World』には、名前のみ登場。帰刃:『戯擬軍翅(ランゴスタ・ミグラトリア)』 帰刃時は離れた所にいる者も含めて全個体が同時に解号を唱え、全員の姿が同時に変わる。ただ斬魄刀を持っている描写が無く、スタークと同類の帰刃なのかは不明。 帰刃後は全個体共に姿はさほど変わらないが、背中から翅の生えた姿となる(翅の形状は個体によって異なる)。後述の特殊な音波を攻撃に転用し、一か所に集まる個体数が多くなればなるほど攻撃力が増していく。マユリの計算では、位置関係によるが全体が集まると朽木白哉の『千本桜景厳』に同程度の破壊力が出るという。 解号は「遊べ『戯擬軍翅』(あそべ『〜』)」。菓菓楽土(チュッチェリア) 群体で囲んだ範囲の中心に黒い球体を発生させ、その範囲内の霊子を吸収する。範囲外には一切影響を及ぼさない。彼らにおける食事の能力。弓親の『瑠璃色孔雀』と同じ性質の能力で、作中に登場するある能力の天敵とする力である。 能力 「命の共有」 全体で特殊な音波による「命を共有する」特性を持っており、1体1体が傷ついても他の個体が音波に乗せて霊圧を少しずつ分け与えることにより回復させることができる。その回復は、集団が現世と尸魂界という風に別々の世界に別れていても可能である。 技「虚閃(セロ)」 一発一発は通常の虚閃と変わらないものの、集団で一斉に放ってくるためすさまじい破壊力となる。 技「虚弾(バラ)」 作中では、個体の1体が上記の虚閃の一斉射のどさくさに紛れて撃っていた。 シエン・グランツ 破面・No.100⇔No.0/第0十刃(セロ・エスパーダ) 司る死の形:狂気 第8十刃・ザエルアポロ・グランツと瓜二つの姿の破面。本人も涅マユリに教えられるまで、自分はザエルアポロだと認識していた。左目の眼球に薄らと100の数字が刻まれており、シエンという名前も100という数字から取ったものである。 その正体はロカの反膜の糸に残されていたザエルアポロの記憶と知識が中途半端に複写された霊子の塊であり、反膜の糸によって形成された存在である。シエン自身は無意識に、その事実に気付く事を回避していた。 自分の正体を知った後は、ピカロ達にかつてザエルアポロが完璧な生物を目指すために捨てたデータを集めさせ、ロカの反膜の糸を得るために彼女の命を狙い始める。 ザエルアポロのデッドコピーではあるが、自らがザエルアポロではないことを自覚してからはシエン独自の感性・自我が現れ始め、最終的にはザエルアポロとは正反対の、まるで更木剣八のような「互いの命を削り合う死闘にこそ価値がある」という戦闘狂となる。 そして、更木剣八との全力での死闘は、石田曰く『虚化した一護並』と言われるほどに霊圧が上がっていた。帰刃:『邪淫妃(フォルニカラス)』 ザエルアポロと同様の帰刃形態だが、ピカロが集めたザエルアポロが捨てたデータを受け取った事により、その戦闘能力は桁外れに上昇している。また、データを全て集めた時は背中の羽が目玉の付いた巨大な蝶のような羽に変化し、眼球の100という数字も0に変わる。オリジナルであるザエルアポロの全盛期といっても過言ではないその戦闘能力は、解放状態のヤミー・リヤルゴをも上回っている。 解号は「啜れ『邪淫妃』(すすれ『〜』)」 技「王虚の閃光(グラン・レイ・セロ)」 解放後に使用。両手や口、触手の先から放つ。また同時に放つ事も可能。 綱彌代 時灘(つなやしろ ときなだ) 声 - 津田健次郎(BLEACH Brave Souls) 五大貴族の中でも筆頭とされる「綱彌代家」の分家の末裔。かつては護廷十三隊に所属する死神であった。現在は離隊しているが、依然として高い実力を有している様が覗える。編み込んだ頭髪に目元に化粧を施している。他人を蹂躙する行為を至福とし、その為には手間隙を惜しまず危険を冒すのも厭わない極めて享楽的且つ極悪非道の男で、滅多に他人のことを悪く言わない京楽でさえ「彼は平気でそういうことをやる男」と評している。東仙の親友「歌匤」の夫であり、その正義を美徳に溢れた尊いものと認めながら、自身の歪んだ価値観から己の友人もろとも彼女を斬り殺した。分家とはいえ五大貴族の者だった事から死罪とはならず、身内の恥を隠そうとした綱彌代本家により軟禁状態にあった。歌匤の死を悲しむ当時の東仙に無関係の死神を装って説得し、彼が復讐を一度は呑み込んだのを見届けると自ら正体と真意を明かして絶望へと突き落とした。京楽と浮竹とは霊術院時代の同期で当時から反りが合わず、かつて自分の罪を暴いた京楽への嫌悪は特に強く、総隊長に就いた京楽と久方ぶりに言葉を交わした際には浮竹の死を嘲笑い、自身が関わってはいない七緒の母の処刑を言葉で弄んだ。 零番隊の面々がユーハバッハ率いる親衛隊を迎撃に向かった留守を狙い、王悦の鳳凰殿から『已己巳己巴』を盗み出した。後に自作自演で暗殺者を雇い、先代当主の大叔父を含めた本家の者達を殺害して綱彌代家当主となり、白哉と夜一を招いて会談を開催。志波家の復興と彦禰を霊王として現世、尸魂界、虚圏の統治を目論むと同時に自身が断界で創り上げた空中楼閣を現世に出現させ、死神の存在を公にする事で現世の人間達が混乱し、世界が壊れていく様を眺めるという「自身の愉楽」のために暗躍する。斬魄刀:『九天鏡谷(くてんきょうこく)』 時灘自身の斬魄刀ではなく、伊勢家における八鏡剣と同様、綱彌代家に代々受け継がれてきたものである(時灘の本来の斬魄刀は、護廷十三隊離隊時に没収された)。鏡のような障壁を形成して敵の攻撃を反射する特性を持ち、交戦したと思わしき鳳凰殿の護衛の斬魄刀達には、炎・氷・電気・毒・刃物・鈍器といった様々な傷跡が刻まれている。京楽の斬魄刀『花天狂骨』を揶揄した偽りの名前であり、後述の真の名を呼ぶことで本領を発揮する。 解号は「奉れ『九天鏡谷』(たてまつれ『〜』)」。斬魄刀:『艶羅鏡典(えんらきょうてん)』 綱彌代本家に伝わる「最古の斬魄刀」の一振り。解放すると刀身が消え去り、所有者が見聞きした他者の斬魄刀を模倣することが出来る。一度に何種類もの斬魄刀を発現させられる上、同一の斬魄刀を何本でも再現可能。強力無比な力を秘める反面、所有者の魂魄を刻一刻と削り取り、それは二度と元に戻ることは無い。また、再現した斬魄刀の性能は所有者の霊圧に比例するため、格下の死神の斬魄刀(車谷善之介の「土鯰」や山田花太郎の「瓢丸」など)ならば本来の持ち主よりも優れた性能を発揮する反面、自身より格上の死神の斬魄刀(山本元柳斎重國の「流刃若火」や藍染惣右介の「鏡花水月」など)を模倣してもオリジナルには及ばない、黒崎一護の「斬月」のような生い立ちが特殊な斬魄刀は外見しか模倣できないなどの欠点がある。 解号は「四海啜りて天涯纏い、万象等しく写し削らん『艶羅鏡典』(しかいすすりててんがいまとい、ばんしょうひとしくうつしけずらん『〜』)」。 産絹 彦禰(うぶぎぬ ひこね) 声 - 村瀬歩(BLEACH Brave Souls) 時灘を主人と慕う、幼い姿の少年とも少女とも取れる外見をした死神の若者。言動も見た目相応に幼い。 時灘を慕うあまり、自身の不甲斐なさを感じると自害を図ろうとする苛烈な忠誠心の持ち主。経験の浅さは見られるものの戦闘能力は高く、ハリベルと交戦した当時の日番谷並みの身体能力に、破面の鋼皮と滅却師の静血装を併せ持ち、それらを混在した隊長並みの霊圧を放つ。加えて、一護を髣髴とさせる異常な成長性を備えている。時灘から『已己巳己巴』を与えられ、「虚圏の王」になろうと臨戦状態にあったハリベル達とリルトット達の間に乱入、双方と交戦するも重傷を負わされて退却を余儀なくされた。退却した先で檜佐木や花太郎たちと遭遇し、清之介の元で治療を受ける。 その実態は時灘が秘密裏に作り上げた霊王の器であり、完現術者から奪った複数の「霊王の欠片」を核として、数万人単位の人間・死神・滅却師の魂魄をグレミィの遺した脳髄を使い、強引にアウラが組み上げた存在である。斬魄刀:『已己巳己巴(いこみきどもえ)』 鳳凰殿の海底にある刀櫓に封印されていた、王悦曰く「雑魚には握れない」斬魄刀。刃が不気味なほどに、白く塗り潰されている。その真の正体はバラガンに並ぶ古参格の大虚で、最上級大虚や破面へと進化していった虚達とは異なる進化を遂げた特異な個体。ギリアンの巨体にアジューカスの変異性、そしてヴァストローデの密度を兼ね揃えている。かつて、霊王を喰らおうと侵攻したが零番隊に返り討ちにされて、その特異性から消滅させると全ての魂のバランスを崩すことから、真の名前を一兵衛によって封じられて斬魄刀の形として封印されていた。元が虚であるため、黒腔を用いた移動が可能。斬魄刀としての特性は生物型に分類され、所有者の魂魄を虚の因子が侵食していく。解号によって異なる姿に変貌を遂げ、その度に強くなる。解号:「星を巡れ『已己巳己巴』(ほしをめぐれ『〜』)」 刀身が虚のような様相の腕に変化し、彦禰とは異なる独立した動きで周囲の敵を薙ぎ払う。 解号:「葬送り記せ『已己巳己巴』(おくりしるせ『〜』)」 ギリアン級の大虚を上回る巨大な姿に変化する。咆哮するだけで竜巻を発生させ、体から「一つの国」と比喩されるほどの無数の分体を生み出す。この分体は事前に生み出しておけば解放を解除しても変わらず維持できる。アーロニーロに近い因子を持ち、周囲の霊子や喰らった霊圧を取り込み、自身の強化が可能。 解号:「孵り亡べ『已己巳己巴』(かえりほろべ『〜』)」 家屋ほどのサイズに縮小した代わりに霊圧の密度が凝縮された異形と化し、その力はバラガンを上回る。単眼から全方位に拡散させても尚高い威力を誇る「虚閃」を放つほか、巨大な質量を保ちながら破面の高速移動術「響転」を使用可能。 帰刃:『已己巳己巴・鳳落八景(いこみきどもえ・ほうらくはっけい)』 『已己巳己巴』が白と黒の斑の文様が浮かんだ日本刀に変化し、死覇装を纏った破面のような姿となる。本来なら相性が悪いはずの滅却師の静血装と破面の鋼皮を同時に発動するなど、比類なき防御力を誇る。 技「虚閃(セロ)」 莫大な霊圧を手の平に集めて、無理矢理に撃ち出す。虚の霊圧を濃縮させた「虚閃の矢」として撃てば、滅却師に対して必殺の威力となる。 技「虚弾(バラ)」 虚閃の20倍の速度で放つ霊子の弾。リルトット達の「神聖滅矢」の相殺に使用。 道羽根 アウラ(みちばね アウラ) 声 - 笹本菜津枝 (BLEACH Brave Souls) 時灘に従っている完現術者の女性。銀城が一護に敗れ、瓦解したはずの「XCUTION」の名を引き継いで立ち上げられた新興宗教の教祖。異常な生活環境で育ったことから、「思い入れのある物」が無いため完現術の固有能力を持たないが、「霊王の鎖結」の恩恵により基本能力の「霊子の使役」のレベルが異常なまでに極まり、分子単位での操作が可能となっている。これは非常に応用力に優れ、自らの肉体に適用させれば不死身に等しい生命力を得られ、気体へと変化させて物理攻撃を無効にしたり、他の物質に触れれば霊子を掌握して自在に操作することも可能。その実力は浦原に「死神で例えると、斬魄刀が使えない代わりに鬼道と白打の腕前が藍染レベル」と評価されるほど。
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