小説におけるコロンビヤード砲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/04 02:24 UTC 版)
「コロンビヤード砲」の記事における「小説におけるコロンビヤード砲」の解説
ジュール・ヴェルヌの小説『地球から月へ』において、月に砲弾を撃ち込む目的で南北戦争後のフロリダ州タンパに巨大コロンビヤード砲が建造される。砲弾は初めアルミニウムの中空球体にされる予定だったが、人間を運ぶために弾丸型へと変更される。 現在では加速度と空力加熱の問題からどちらの着想も不可能であることが知られており、マスドライバーなどより現実的な構想では、遥かに長い砲身と様々な技術を使って人間ではなく物資を輸送する用途が想定されている。 この小説中のコロンビヤード砲は、6フィート厚の鉄で鋳造され、長さは900フィート、そして口径9フィートである。重さは六万八千米トン(約六万一千トン)もあり、それゆえにレールに据えられるのではなく地面に直接埋め込まれている。この砲は四十万ポンド(約18トン)の綿火薬を装填され、砲弾に地球の大気圏を離れて月に届くだけの速度(脱出速度)を与える。ディズニーランド・パリに作られた「スペース・マウンテン」にはこの大砲が建設された。
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