寿桂尼とは何? わかりやすく解説 Weblio辞書

寿桂尼とは? わかりやすく解説

寿桂尼

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/01 17:13 UTC 版)

寿桂尼(じゅけいに、? - 永禄11年3月14日1568年4月11日)は、戦国時代女性駿河国戦国大名今川氏親正室藤原北家勧修寺流中御門家公家)の出自で、父は権大納言中御門宣胤。弟に中御門宣秀、妹は山科言綱正室黒木の方。子に今川氏輝今川義元瑞渓院北条氏康室)など。名は不詳。夫・氏親の死後、剃髪して翠光院寿桂(後に長膳院)と号し、大方殿と称された。氏親、氏輝、義元、氏真の4代にわたって今川氏の政務を補佐し、「尼御台(あまみだい)」と呼ばれた。


注釈

  1. ^ 夫の中御門宣綱は宣秀の長男で寿桂尼の実の甥。
  2. ^ 寿桂尼の印判の文字について歴史作家の永井路子は「帰」の字であると解き、その説を受け入れている研究者もいる[10][11]

出典

  1. ^ 足立 1931.
  2. ^ 米原正義「駿河今川氏の文芸」『戦国武士と文芸の研究』桜楓社、1976年、834頁。 
  3. ^ 黒田 2017, pp. 37–39.
  4. ^ 黒沢脩 著「今川家執権雪斎長老と寿桂尼」、今川氏研究会 編『駿河の今川氏 第一集』谷島屋書店、1975年。 
  5. ^ 脇田晴子『戦国大名』小学館〈大系日本の歴史 7〉、1988年。 
  6. ^ 有光 2008, p. 32.
  7. ^ 黒田基樹「〈今川仮名目録〉の世界」『今川義元とその時代』戎光祥出版〈シリーズ・戦国大名の新研究 第1巻〉、2019年6月、46-50頁。ISBN 978-4-86403-322-0 
  8. ^ 久保田昌希「今川氏輝とその文書」『駒沢大学大学院史学論集』8号、1978年。 
  9. ^ 足立 1931, p. 14.
  10. ^ a b 有光 2008, p. 33.
  11. ^ 今谷明『戦国の世 日本の歴史[5]』〈岩波ジュニア新書〉2000年、84-85頁。 
  12. ^ 久保田昌希「今川氏親後室寿桂尼発給の文書について」『駒沢史学』24号、1977年。 
  13. ^ 有光友学「今川義元の生涯」『静岡県史研究』9号、1993年。 
  14. ^ 黒田 2017, pp. 58–60.
  15. ^ 大石泰史「総論 今川義元の生涯」『今川義元』戎光祥出版〈シリーズ・中世関東武士の研究 第二七巻〉、2019年6月、10-11頁。ISBN 978-4-86403-325-1 
  16. ^ 黒田 2017, pp. 88, 163.
  17. ^ 黒田 2017, p. 183.


「寿桂尼」の続きの解説一覧

寿桂尼(じゅけいに)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 00:27 UTC 版)

センゴク外伝 桶狭間戦記」の記事における「寿桂尼(じゅけいに)」の解説

今川氏親正妻で、義元生母出家前呼称大方殿で、名は伝わっていない。義元生む前に立派な僧侶となるように唐鏡手を合わせていた。その逸話から後に義元が「唐鏡申し子」と称されるうになる

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寿桂尼

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/07 17:58 UTC 版)

殿といっしょ」の記事における「寿桂尼」の解説

義元の母。今川家では義元ほどの権威ある存在だが、常識人ではない。口癖は「ゾよ」。義元モテなく産んだことに罪悪感持っているかなりの高齢だが合コン好きであり、その際表情口調一気若返る。「姫コン」では女性幹事となり、同席した綱成に一目惚れしていた。

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